ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

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はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

ハチミツで水虫が治る!? 2012/09/10(月)

蜂蜜で水虫が治るという話を小耳にはさみました。

何を隠そう、筆者もここ数年水虫に悩んできた一人なんです。(恥ずかしっ!)
蜂蜜で水虫が治れば儲けもん!

筆者の場合、右足の薬指と小指の間に水虫がありました。
本当かどうか実証するために、当場のハチミツを毎日患部に塗り込むようになったのが先月の30日のことでした。

朝と、夜のお風呂上り、出かける時はティッシュに蜂蜜をしみこませて患部にあてて、その上から靴下をはいて行きました。

果たして結果は……?

あまり見栄えのいいものでないので、できれば写真は見せたくないのですが、信じてもらうためにはやむを得ません。(笑)

水虫前 → 水虫後

左が蜂蜜を塗付する前で、右が毎日ハチミツを塗付して10日目の写真です。(汚い足じゃ~!)

な、なんと!

まだ完全に治ったわけではありませんが、水虫の患部がキレイになっているではありませんか!!

うっそ~っ!?と思いたくなくホントの話!

実は水虫は足白癬(あしはくせん)ともいい、白癬菌というカビの一種が皮膚の角質層に繁殖してできる感染症なんだそうです。
ところが蜂蜜の殺菌力は、この白癬菌にも効くということらしいんですネ。

俄かには信じられませんが、筆者はハチミツでここまで水虫を治しました!(やったあ!!)
水虫でお悩みの方!一度やってみる価値はゼッタイありますよ!

 

海苔にハチミツ…… 2012/09/07(金)

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テーブルの上に、たまたま目に入った海苔に、ハチミツをつけてみようと思いやってみました。

味つけ海苔でない普通の海苔です。

想像するに、あまり美味しいというイメージはありませんでしたが、やはり思った通りでした。(笑)

それでも醤油を垂らせば美味しくなるかもと思いやってみましたが、これもいまひとつピンとこない味でした。

このところ、あまりヒットがない「蜂蜜トッピング」でした……。(笑)

 

「加糖ハチミツ」って? 2012/09/06(木)

「加糖ハチミツ」とは文字どおり、はちみつ以外の糖を加えたものを言います。

「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」には、

「この規約において『加糖はちみつ』とは、はちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、別表に定める性状を有し、別表に定める組成基準に適合したものをいう。」

とあり、異性化液糖とはトウモロコシやジャガイモやサツマイモなどのデンプンを原料としたブドウ糖や果糖のことで、この表記のある蜂蜜も人工的につくったものです。

決まりではハチミツの含有量が重さの60%以上なければなりません。

しかし日本においては、これもまた「はちみつ類」として扱ってよいことになっているんですネ。

みなさんもスーパーなどで蜂蜜を買う時は、ラベルの表記をきちんと見るようにしましょうね!

 

「精製ハチミツ」って? 2012/09/05(水)

はちみつ製品のラベルを見ると、「精製ハチミツ」と書かれているものがあります。
では精製ハチミツとは、どういうものをいうのでしょうか?

「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」には次のようにあります。

「この規約において『精製はちみつ』とは、はちみつから臭い、色等を取り除いたものであって、別表に定める組成基準に適合したものをいう。」

と。
つまり、ハチミツから臭いや色を取り除き、ハチミツの甘味だけを抽出する加工がされている蜂蜜製品のことですネ。
これは主に、清涼飲料水や様々な食品に利用されています。

ご家庭においてはあまり使用する機会がないと思いますが、覚えておくといいかもしれませんネ。

 

日本で売られている「ハチミツ類」とは? 2012/09/04(火)

日本では公正取引委員会による認定の下で「ハチミツ類」というくくりで、様々なハチミツ製品が売られています。

ラベルの品名を見るとすぐ分るのですが、大きくは単に「ハチミツ」だったり、「純粋ハチミツ」「精製ハチミツ」あるいは「加糖ハチミツ」といった表記もあり、その他「ハチミツシロップ」や「巣ハチミツ」というのもあります。

私たち日本人は、それらの表記を見ますと、単純に「みんなハチミツなんだ」と思いがちですが、実はこれらは中身がまったく違います。

ちなみに当場のラベルには「はちみつ」とだけ書いてあります。

「加糖ハチミツ」や「精製ハチミツ」とあれば、加工したハチミツであることはすぐに理解できますが、花から採蜜したままの天然ハチミツ(いわゆる本物のハチミツ)であるかどうかを見分けるにはどうしたらよいのでしょうか?

一番紛らわしいのが「純粋ハチミツ」でしょう。
「純粋はちみつ」と書いてあるからといって天然であるとは限りません。実は「純粋」という言葉の中には「天然」とか「生」とか「完熟」とかいう意味の他、「不純物がない」とか様々な意味が含まれています。

極端な話をすれば、中国の安い蜂蜜のように、加熱して濃度や糖度を高めているハチミツでさえ、何も加えていないわけですから「純粋はちみつ」になり得るわけです。

でもこの表記の仕方が日本の取り決めになってしまっているので、結局、ラベルを見ただけでは分らないというのが結論なんです。

一番いいのは、顔の分かる農家から直接買うことだと思います。
顔がわれていれば悪いことはできませんからね!(笑)

 

えんどう豆に蜂蜜トッピング 2012/09/03(月)

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今日はえんどう豆に蜂蜜をトッピングしてみました。

塩を振りかけて食べはじめたら、ついついやめられない止まらない……。
お酒のつまみに最高です。

今回は、あらかじめさやから豆を出して小皿において、そこにハチミツをかけました。

金時豆というか、甘納豆というか、これはこれでとても美味しいです!

砂糖と違ってちょっと上品な甘さは、お客様に出す箸休めの一品にもイイかも。
ぜひやってみてください。

 

熊の襲来。 2012/09/02(日)

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受粉交配に置いといた巣箱がついに熊に襲われてしまいました。

今回でハチミツの味を覚えてしまい、ミツバチの巣箱を見つけ出されるのが心配だ。

 

暑さに負けず! 2012/08/31(金)

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今日も暑い日。
ミツバチの点検。元気に飛び回っている。

 

ズッキーニ畑へミツバチを! 2012/08/31(金)

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受粉交配のためズッキーニ畑へミツバチを転地。
ミツバチを入れると実りがいいとのこと。
とても嬉しい言葉。

 

クマの話題をもうひとつ 2012/08/30(木)

中華料理にはクマの手を食材にしたものがあります。
考えただけで不気味ですが(笑)、はたして美味しいのでしょうか?

で、なぜクマの手の話題を出したかというと、実はこのクマの手、右手と左手では値段が違い、右手の方が高いというのです。

理由は、クマは蜂蜜を食べるとき右手で食べるので、右手は蜂蜜の甘さが浸み込んでいて美味しいからなのだそうです。

本当なのでしょうか?

すると噂の出どころがみつかりました。
それは、中国の清朝末期に行われたという「満漢全席」に出されたとされる伝説的な料理を、日本ではバブル絶頂期に、あるグルメ雑誌が扱ったことがもとになっているようです。

でもクマの手を食べるというのは本当で、当時はそうしたものを食べるグルメツアーなども一般的にあったようですよ。

機会があれば右手と左手を食べ比べてみても良いと思いますが、あまり気のりするものではありませんネ。(笑)

 

最近、須坂市近郊でクマが出没! 2012/08/29(水)

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鈴木養蜂場在する須坂市近郊で、最近クマが出没しています!(笑)

笑い事ではありません。町内放送では、鈴やラジオなど音が出る物を携帯して歩くようにといった注意を促す放送もあり、怖くておちおち外も歩けませんヨ。
特に採蜜作業のときは山の中に入ったりしますので、クマの大好物のハチミツを集めるのもヒヤヒヤものです。(汗)

ところでディズニーの「くまのプーさん」をご存じでしょう。

プーさんは蜂蜜が大好きですが、食べるとき壺を左の小脇にかかえ、もう片方の右手でハチミツをすくって食べていますでしょ?

アニメの中ではいろいろな食事の場面がありますが、この食べ方はプーさんの食事シーンの定番ですネ!

実はこの食ベ方、実際のクマと同じなんです。(笑)
当場でもクマの被害に遭うことがたまにありますが、野生のクマが蜂蜜を食べるときは、巣箱を左手でかかえ、右手で巣箱の中のハチミツをつかんで食べるんですネ!

さすがディズニー!
クマのそんな生態まできちんと描写しているというわけですネ!

 

ミツバチの攻撃フェロモン 2012/08/28(火)

ミツバチは外敵が現れると威嚇行動を示します。
もちろん巣を守るためです。

羽音を大きく鳴らし、外敵の近くを素早いスライド飛行で威嚇し、そしていよいよ危険だと判断すると、自分の命を捨てる覚悟で攻撃を開始します。
ミツバチは一度刺すと死んでしまいますから、まさに特攻精神です!

そのとき発するのが攻撃フェロモン。

蜂毒の中にはこのフェロモンが含まれており、その匂いを嗅ぎつけた仲間のミツバチ達は、一斉に加勢に集まって来るわけです。
集団で襲われたらそれこそひとたまりもありません!

もっともミツバチは、巣箱を叩くなどの刺激を与えない限り、突然襲ってくることはめったにありません。
もし威嚇行動を察知したら、手で払ったり、潰したりしないよう、ゆっくりその場を離れるのが無難ですし、仮に刺された場合は、水でそのフェロモンを洗い流せば再び襲われる危険を回避できます。
もしそれがスズメバチだったら、縄張り意識が強いのですぐに逃げましょう。

エサが豊富で天気も良い時は、ミツバチも機嫌が良いのであまり刺すことはありませんが、エサが少ない時期だったり、天候が悪かったりするとミツバチの機嫌も悪くなりますので注意が必要です。

また、若い蜂より老いた蜂の方が攻撃性が高い傾向があり、年を取るごとに怒りっぽくなる人間の性質にも似てますネ!(笑)

 

ミツバチのお部屋の温度は快適? 2012/08/27(月)

残暑が続きます。

今年の全国の最高気温は、7月17日に群馬県館林で記録した39.2℃だそうですが、この夏は節電と熱中症対策のジレンマの中で、けっこう気を使ったという方もいるのではないでしょうか?

しっかり水分を補給し、部屋のクーラーの温度設定は28℃。
それでもやっぱり暑い、暑い……。

でも私たち人間は恒温動物ですので、年中体温が一定に保たれるよう体温調節ができますが、変温動物のミツバチは、このように暑い夏はどのようにして過ごしているのでしょうか?

驚くことに、ミツバチの巣の温度は35℃前後と、1年中ほぼ一定の温度を保っているのです!

どのようにして温度を保っているのか?

実は猛暑日のミツバチたちは、羽ばたいて巣の中に風を送る扇風行動をしたり、あるいは巣内に水をまいて、その気化熱を利用して温度を一定に保っているんです!
もちろん1匹だけではできませんから、集団で協力しあってそういう環境を維持するわけですが、まさに一匹ずつが天然のクーラーになって、自分たちの住む場所を快適にしようと努力しているわけです!

そんなミツバチにとっては夏よりむしろ冬場の方が大変です。
冬は蜂球という固まりになって、胸の筋肉を収縮させることによって熱を発し、温度を維持します。

協力しあって自分たちの住む環境を維持する―――。
われわれ人間たちも見習わなければいけませんね!(笑)

 

和蜂の巣 2012/08/24(金)

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蜂駆除依頼で現場へ行ったらポリ桶の中に和蜂の営巣を確認。

この前は、庭に積んであったタイヤの中に巣をかけていたな。

 

トマトに蜂蜜♪ 2012/08/24(金)

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みなさんはトマトを食べるとき、何をつけて食べますか?
お塩?マヨネーズ?ドレッシング?

お砂糖とかけるという人もいると思いますが、今日は蜂蜜をトッピングしてみようと思います!(笑)

縦に4つに切ったトマトに蜂蜜をトロ~リ……。

さて、どんなお味になったでしょう?

う~ん……、

なかなかいけると思います。(笑)

どちらかというと、蜂蜜がトマトの味を引き立てるというより、トマトが蜂蜜の甘さを引き立てているといった感じかな?
けっして悪くはありません。

みなさんもいろいろな食材に蜂蜜を垂らして、新しい味覚を発見してみてくださいネ!(笑)

 

当場の蜂の子が過去に映画出演していた! 2012/08/23(木)

2008年に公開された綾瀬はるかさん主演の映画『ICHI』。

内容は時代劇で、いわゆる女版「座頭市」です。

主人公の市は盲目の少女ですが、刀を持たせるとめっぽう強い。
一方、刀を抜けない相手役の気弱な浪人は大沢たかおさんが演じています。
この二人のコンビは後のテレビドラマ「JIN-仁-」でも大人気でしたね。

さて、映画の中で釣りをするシーンがあります。
その釣りのエサとして使われたのが、当場で育った蜂の子なのでした!

この映画の時代当時、釣りのエサには蜂の子が使われていたそうです。
監督の曽利文彦氏は小道具などにもとてもこだわったそうで、当場の蜂の子にオファーがかかったのでした。(笑)

それにしても綾瀬はるかさんはカワユイ♪♪

 

スペイン・アラーニャ洞窟の岩絵 2012/08/22(水)

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スペインのイベリア半島沿いには、6つの州にわたって多くの古代の岩絵が発見されています。
それは紀元前6000年ごろの先史時代末期から新石器時代にかけて描かれたとされるもので、その中のひとつに、バレンシア州のビコルプ村にアラーニャ洞窟があります。

この洞窟は地元の学校の先生が発見したそうですが、その洞窟の岩絵には、なんとハチミツを集めている女性が描かれているのです。

新石器時代といえば、狩猟中心の旧石器時代から、農耕中心の定住生活へと移っていった時代―――。
その頃すでに養蜂が行われていたなんてスゴイと思いません?なんせエジプト文明が起こるより前なんですから!

描かれているのは、入れ物を持った女性が木?に登り(綱かもしれませんね)、まさに今、ミツバチの巣からハチミツを採蜜しようとしているところですが、周囲にミツバチが群がってきています。刺されなければいいのですが……。(笑)

もっとも岩絵の実物は劣化しており判断しずらいので、これは模写した絵の写真です。

このアラーニャ洞窟があるビコルプ村はもともと養蜂業が盛んな土地らしいのですが、この地の人たちはそんな大昔から養蜂を営み、森を切り開いて農業が出来るように土地を整備してきたんですネ。
気の遠くなる太古の時代から養蜂が継承されてきたなんて、人類の営みってスゴすぎ~!

新石器時代の人にとって岩絵が描かれた岩のくぼみは霊的なものであり、また宗教儀式を行う場所だったそうです。
きっと豊作、豊猟を願って祈りをささげていたのでしょう。
食に対する感謝の思いは、現代も忘れてはいけませんね。

この絵はハチミツ採取を描いたものでは地中海沿岸部では最古のものらしいのですが、ひょっとしてこれより古い時代の壁画が残っているの???
知っている人がいたら教えてください。(笑)

 

スイカに蜂蜜トッピング 2012/08/21(火)

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夏といえばスイカですね~!
今日はうちの畑で採れたスイカに蜂蜜をトッピングしてみます。

今年のスイカの出来は上々のようです♪
季節の旬の食材を食べることは、体にもとってもイイことなんですヨ!

真っ赤に熟したスイカはそのまま冷やして食べても十分甘いのですが、はちみつ屋さんのブログですので、そこにあえてハチミツをかけます。(笑)

食べてみますと、ハチミツの甘さが消されてハチミツ特有の風味だけが残りました。

家族の意見を聞いてみますと、
「塩の方が美味しい……」
「甘いところに甘いものをかけてもダメでしょ。考えただけで分るよ」
と、評判はいまひとつ。(悲!)

めげない、めげない……。

新たな蜂蜜とマッチングする食材を発見するのが、このコーナーの目的なのだ!
と、決意を新たにするはちぶんでした。(笑)

 

ブームの語源 2012/08/20(月)

流行のことをブームと言いますね。
ベビーブームとかサッカーブームとか健康ブームとかマイブームとか、いろいろ言われてきましたが、この言葉の語源は何でしょう?

英語でつづると「boom」と書きますが、これは擬音語だそうです。
日本語でいうところの「ブーン」という音のこと。

何かに似ていませんか?

そうなんです!これは蜂が「ブンブン」と舞う羽音からきているんです。

オランダ語では、虫の羽音を意味する言葉は「BOMMEN(ボメン)」というそうですが、14世紀に英語圏に入ったとき「BOOM」となったそうです。
それが17世紀に入ると、〝船の帆が風を受けて音を立てて進む様〟を表す時に使われるようになり、19世紀になって現代のように〝人気が出る様〟を言うようになりました。

一つのことをしようとして、ミツバチが群れをなして飛び回る様子は、なるほどみんなで何かの流行を追いかけているようにも見えますネ!

次なるブームは「はちみつ味噌」!
本当に来ればいいなあ……。(笑)

 

桃に蜂蜜トッピング♪ 2012/08/17(金)

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長野県は果樹栽培が盛んで、この時季になると農家の方からよくはねだしの桃などをもらいます♪
そこで桃に蜂蜜をトッピングしてみることにしました。

以前ハチミツの食い合せについて書いたとき、スモモとハチミツの食い合せはあまり良くないという文献を紹介しましたが、気にしない、気にしない。(笑)

まだ少し硬めの桃でしたが、そこにハチミツをかけました。

……。

美味しいけれど、絶品とまではいきませんかな?(笑)

もう少し熟し切ってやわらかくなってからやった方がいいかもしれません。
桃にもいろいろな種類がありますから、もっと相性がいいのがあるかもしれません。

また別の桃が手に入ったらやってみよっと。

 

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