残暑が続きます。
今年の全国の最高気温は、7月17日に群馬県館林で記録した39.2℃だそうですが、この夏は節電と熱中症対策のジレンマの中で、けっこう気を使ったという方もいるのではないでしょうか?
しっかり水分を補給し、部屋のクーラーの温度設定は28℃。
それでもやっぱり暑い、暑い……。
でも私たち人間は恒温動物ですので、年中体温が一定に保たれるよう体温調節ができますが、変温動物のミツバチは、このように暑い夏はどのようにして過ごしているのでしょうか?
驚くことに、ミツバチの巣の温度は35℃前後と、1年中ほぼ一定の温度を保っているのです!
どのようにして温度を保っているのか?
実は猛暑日のミツバチたちは、羽ばたいて巣の中に風を送る扇風行動をしたり、あるいは巣内に水をまいて、その気化熱を利用して温度を一定に保っているんです!
もちろん1匹だけではできませんから、集団で協力しあってそういう環境を維持するわけですが、まさに一匹ずつが天然のクーラーになって、自分たちの住む場所を快適にしようと努力しているわけです!
そんなミツバチにとっては夏よりむしろ冬場の方が大変です。
冬は蜂球という固まりになって、胸の筋肉を収縮させることによって熱を発し、温度を維持します。
協力しあって自分たちの住む環境を維持する―――。
われわれ人間たちも見習わなければいけませんね!(笑)