ミツバチと共に90年――

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スペイン・アラーニャ洞窟の岩絵

ファイル 287-1.jpg

スペインのイベリア半島沿いには、6つの州にわたって多くの古代の岩絵が発見されています。
それは紀元前6000年ごろの先史時代末期から新石器時代にかけて描かれたとされるもので、その中のひとつに、バレンシア州のビコルプ村にアラーニャ洞窟があります。

この洞窟は地元の学校の先生が発見したそうですが、その洞窟の岩絵には、なんとハチミツを集めている女性が描かれているのです。

新石器時代といえば、狩猟中心の旧石器時代から、農耕中心の定住生活へと移っていった時代―――。
その頃すでに養蜂が行われていたなんてスゴイと思いません?なんせエジプト文明が起こるより前なんですから!

描かれているのは、入れ物を持った女性が木?に登り(綱かもしれませんね)、まさに今、ミツバチの巣からハチミツを採蜜しようとしているところですが、周囲にミツバチが群がってきています。刺されなければいいのですが……。(笑)

もっとも岩絵の実物は劣化しており判断しずらいので、これは模写した絵の写真です。

このアラーニャ洞窟があるビコルプ村はもともと養蜂業が盛んな土地らしいのですが、この地の人たちはそんな大昔から養蜂を営み、森を切り開いて農業が出来るように土地を整備してきたんですネ。
気の遠くなる太古の時代から養蜂が継承されてきたなんて、人類の営みってスゴすぎ~!

新石器時代の人にとって岩絵が描かれた岩のくぼみは霊的なものであり、また宗教儀式を行う場所だったそうです。
きっと豊作、豊猟を願って祈りをささげていたのでしょう。
食に対する感謝の思いは、現代も忘れてはいけませんね。

この絵はハチミツ採取を描いたものでは地中海沿岸部では最古のものらしいのですが、ひょっとしてこれより古い時代の壁画が残っているの???
知っている人がいたら教えてください。(笑)

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