ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

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〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

鈴木養蜂場の所在地 2012/12/26(水)

鈴木養蜂場はちみつ家の現住所は、

〒382-0082
長野県須坂市大字須坂222-3

当場は長野県の北部、須坂市というところにあります。
人口5万人ほどの市ですが、全国的にはまだまだマイナーな場所かもしれませんネ。(笑)

水利があり桑の栽培適地だったこともあり、明治から昭和初期にかけては全国有数の製糸業の町として栄えましたが、その頃建てられた蔵が今も多く残されており、現在では「蔵の町須坂」という触れ込みで盛んにPRをしていますヨ。

やがて製糸業は廃れていきますが、生産管理技術や工女さんたちの労働力という財産を蓄積した須坂は、第2次大戦になって某大手電機メーカーの工場が疎開する因にもなり、電話機の製造においては全国トップという時代を経、以後、電子機械部品製造の拠点として発展してきました。

ところが長い景気の低迷が続く中で、近年ついにその工場が撤退。それより少し以前から、須坂の商店街は閑古鳥が鳴くような淋しい冬の時代が訪れました。

そんな中、なんとか市を元気にしようと「味噌」を特産品にしようと取り組みはじめましたが、いまひとつ浸透していないような気がします。(笑)
当場の蜂蜜と連携して、須坂特産の蜂蜜味噌ができればいいなあと考える今日この頃です!

今日は当場の所在地についてでした。

 

当場がアカシア蜜にこだわる理由 2012/12/25(火)

創業より90年、当場では様々な花から採れる蜂蜜を食べ比べてきました。

健康志向が高まる現在、蕎麦蜜などはその栄養価の高さが見直され、他の花蜜と同等の扱いをするようになりましたが、その独特なクセのある味から、以前はミツバチのエサ用にしか使われていませんでした。

また、リンゴ蜜や栗蜜やトチ蜜なども、現在では希少価値の高い蜂蜜として大きく見直されてきていますが、以前は雑花蜜として扱われていたのです。

時代とともに、各種花蜜の評価が大きく変わっているわけですが、やはりKING OF HONEYといえばアカシア蜜であると思っています。

その理由の1つ目は、味にクセがなく、非常にあっさりとしている点です。
これはとても重要なことで、蜂蜜を毎日食べるという習慣がある方にとっては、飽きがこないという最大のメリットなのですネ。

2つ目は、結晶しにくいという点です。
良質の蜂蜜は結晶しやすいといいますが、結晶してしまったハチミツは湯せんで戻さなければならないという手間がかかります。
同じ良質の蜂蜜でも、アカシアは特に結晶しにくく、非常に扱いやすいといったメリットがあるのです。

当然、味の好き好みには個人差がありますから一方的におすすめするわけではありませんが、当場がアカシア蜜を主力としているのは、長い経験と豊富なノウハウを裏付けにした結果なんですネ!

どうぞ当場自慢の本物のアカシア蜜をご堪能ください!

 

蜂ん子はちぶん第13話「お花畑にて」 2012/12/21(金)

ちょうちょさんにお花畑のある場所を教えてもらったはちぶん。
野花が咲き乱れるいい香りの中で……。

蜂ん子はちぶん第13話は「お花畑にて」です♪

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なにやらあやしい雰囲気になってきましたね?(笑)
ひょっとして二人の間に……!?

次回をおたのしみに!

 

鈴木養蜂場の歴史 2012/12/20(木)

1年以上ブログを書き続けてきましたが、ふと、お店についての記事がほとんどないことに気づきました。

こりゃいかん!(笑)

せっかく実店舗があるというのに、それを紹介しない手はない―――、と思ったはちぶんは、新たに「鈴木養蜂場はちみつ家って?」というカテゴリをもうけて書くことにしました。

さしあたって、鈴木養蜂場の歴史をご紹介したいと思います。

「ミツバチと共に90年」というコンセプトを持つからには、その歴史は今から90年前にさかのぼります。
時は大正時代中期、当場の創業者鈴木袈裟美さんが、松代から約50群のミツバチの巣箱を、ここ須坂に持ち込んで養蜂を始めたのが淵源だということです。
西洋ミツバチによる現在のような蜂蜜採取方法が日本で行われはじめたのが明治時代に入ってからのことですから、全国的にもかなり早い時期からの取り組みだったといえますネ。

その後、正式に養蜂を業としてはじめたのが大正10年(1921)、なるほど蜂蜜の老舗といってもさしつかえありません。
残念ながら当時の写真などは1枚も残っていないということですが、現社長の健太郎さん曰く、
「創業当時は貧乏で、写真なんかとても高価で撮る余裕がなかったんじゃないかなあ」
とのことです。

当時はサイダーやウィスキー、あるいは酒ビンなどの廃ビンに入れて売っていたそうですが、特に終戦直後は砂糖もなく、ハチミツは非常に貴重なものだったようです。

先代の社長勝夫さんは2代目で、現在は会長を務めております。
よく「うちは企業じゃねえ、家業だ」と言っていましたが、そこには人の心が見える商売をしたいという、今も受け継がれる理念があったように思います。

昭和33年(1958)頃には巣箱も220群規模になり、以来、ローヤルゼリーやプロポリス等も扱うようになりました。
まだまだローヤルゼリーなんていうものは世間ではあまり知られておらず、お得意様といえば決まって富裕層だったそうです。
よくみすぼらしい店舗の前にローヤルゼリーを買い求めに黒塗りの乗用車がやってきて、近所の人達は何事が起こったか?と、目をぱちくりさせて驚いていたということです。

こうして現在に至るわけですが(←はしょりすぎ!)、ミツバチの減少や国産蜂蜜の高騰に加え、みなさんご存じのとおりの経済状況の中、本物にこだわる現社長は、毎日頭を悩ませているのでございます。

 

また会ったね♪ 2012/12/19(水)

カマキリの師匠と別れて再び旅をはじめたはちぶん。
思いがけず、以前助けた人と再会……。

蜂ん子はちぶん第12話は、「また会ったね♪」です!

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第1話で命を助けたちょうちょさんだったんですね!
でも羽の模様が少し違うような……。(気にしない、気にしない)

なにか新しい物語がはじまる予感。

 

蜜ろうキャンドルつくったよ♪ 2012/12/18(火)

当場のミツバチの巣からとった蜜ろうでキャンドルを作りました!
いつかやろうやろうと思っていたのですが、あまりよい型がなく、ようやく作ったのがコレ!

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ハート型で小さくてかわいい蜜ろうキャンドルに火を点してみましたよ♪
なんともいえない温かい光に、心も温かくなりました。

もうじきクリスマスですね!

そこでこれを当場のはちみつのおまけとして付けることにしました。
名付けて「ハニー・クリスマス」!

今年もサンタさんは来てくれるのかしら……。(笑)

 

わさびに蜂蜜ってどう? 2012/12/17(月)

以前からやってみようと思っていたのですが、わさびに蜂蜜ってどうかしらん?(笑)
あのツーンとくるお寿司意外にあまり用途が思いつかない食品に、蜂蜜はどんな味をもたらすのでしょうか?

さっそくやってみました!

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なめてみますと、わさびの辛みはそのまま残っていますが、そこに蜂蜜の甘味があとからじんわりきて、一瞬、美味しいのかまずいのか判断ができませんでいした。

しかし、最終的に私の味覚は「美味しい!」と判断。
そのあとも「つ~んと効く~」と思いながら何度もなめてしまいました。(笑)

でもこれ、いったいどんな料理に使えばいいのでしょうか?
まったく思いつきませんが、なにか新しいレシピが誕生する可能性を秘めているのでは?

思いつく方、誰か教えてくださ~い♪

 

蜂蜜味噌おにぎり 2012/12/14(金)

最近、蜂蜜味噌にスポットがあたっているようなので、新しい蜂蜜味噌料理を考案してみました♪
新しいといっても、おにぎりに蜂蜜味噌をぬっただけですが……。(笑)

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味噌とハチミツの比率の目安はおおよそ
3(味噌):2(蜂蜜)
です。

それでは作ってみましょう!

【作り方】
1、あたたかいごはんでおにぎりをつくります。
2、(1)に蜂蜜味噌をぬってできあがり!

手に持って食べると汚れますので、お箸で食べましょう。
また、これを焼おにぎりにすると、更に美味しさが増すと思います。

簡単でとても美味しいので、みなさんも挑戦してみてください!

 

はちぶん第11話「参った~」 2012/12/13(木)

さて、カマキリの師匠がだいぶ弱っているようですが、いったい何があったのでしょう?
蜂ん子はちぶんの第11話は「参った~」です。

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いきなりはちぶんがスーパーマンに!?
鈴木養蜂場の原乳ローヤルゼリーを食べたんですネ!

疲れたなと感じた時は、みなさんもぜひ当場のローヤルゼリーをどうぞ!(笑)

 

あったかソーメンにハチミツ? 2012/12/12(水)

ソーメンの季節ではありませんが、温かいソーメンにハチミツをかけてみましたよ!
さてお味はどんなでしょう?

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意外な感じがしますが、甘まだれつゆでいただいているようで、これがけっこう美味しい!
ソーメンにはそばつゆだろ!と決め込んでいる人には抵抗があるかもしれませんが、砂糖醤油のような美味しさが、また別のメニューを生み出したようで楽しくいただけました。

今の季節にさすがに冷たいのはどうかと思いますが、あったかソーメンですので食卓の一品にも加えられそうですね。

興味があったらやってみてください♪

 

蜂蜜が出てくる仏教説話 2012/12/11(火)

お釈迦様の仏教説話には、現代なお通用する機智にとんだお話がたくさんありますね。

今日は(財)仏教伝道教会が刊行している「仏教聖典」の中で見つけた、蜂蜜が出てくるこんなお話を紹介したいと思います。

罪を犯して逃げている男が追っ手に追い詰められて、ふと足もとの古井戸に藤蔓(ふじつる)が垂れさがっているのを見つけます。

男はその藤蔓をつたって井戸の中へ降りていきますが、下では毒蛇が口を開けて待っているのが見えました。

行き場をなくした男はそのまま宙ぶらりんになっていましたが、しだいに疲れ、手が抜けそうに痛んできました。

すると、そこに白と黒の二匹のネズミが現われて、藤蔓をかじり始めたからたいへんです!

もはや絶体絶命の危機に見舞われた男でしたが、ふと上を見上げると蜂の巣があり、そこからハチミツの甘い滴がポタポタと口の中へ落ちてきたのです。

その途端、男はうっとりとして、自分の危うい立場をすっかり忘れて、蜂蜜の美味しさに心奪われてしまいました。

―――というお話です。(笑)

なんとも哀れな男だなあと思いますが、実はコレ、筆者も含め誰も逃れることができない人生の本質をあらわしているんですネ。

話の中の「追っ手」や「毒蛇」は自分自身の欲望をあらわし、「古井戸の藤蔓」は人の命、「二匹のネズミ」は歳月を示して、「蜂蜜の滴」は目の前の快楽を指すのだそうです。

こうして考えてみると、人間とはなんと愚かな生き物なのでしょう。(笑)

それにしても、全ての苦しみを忘れさせてしまう象徴にハチミツが用いられるとは、お釈迦様の時代の蜂蜜は、相当魅力があったのでしょうネ。

 

「かりんはちみつ」漬け込み作業を行いました! 2012/12/10(月)

先週末、毎年恒例の「かりんはちみつ」の漬け込み作業を行いました。

今年のかりんの出来はまずまずで、全部地元須坂産です。
でも毎年カリンを作る農家が減っていて、集めるのもひと苦労でした。

作業は順調に終わり、作業者のお姉さん方(笑)も相変わらず楽しそうにやっておりました。

昨年まではカリンの実と種を一緒くたにして漬け込んでいたのですが、今年は種を別々にして漬け込んでいます。
カリンの種にはタンニン酸など咳止めに効果がある様々な栄養素を含んでいますので、無駄にはできません。

最後にこの種からとったエキスを混ぜあわせ完成になりますが、仕上がとても楽しみです!

これにあわせて、昨年漬け込んだ「かりんはちみつ」の在庫処分セールを行います!
今年一年の感謝を込めて、30%のプライスダウン!
明日11日から開催予定です!
在庫がなくなり次第終了しますので、お早めにご利用くださいネ!

なにかと忙しい年の瀬、どうか風邪などひかないようにお過ごしください。

 

インド独立の父「ガンジー」の日常食? 2012/12/07(金)

マハトマ・ガンジーといえば「非暴力」の力でインドを独立に導き、政治家・平和主義者として世界的にも超有名な偉人の一人ですネ。
「マハトマ」とは「偉大なる魂」という意で、これはインドの詩聖タゴールから贈られた尊称だそうです。

でもそんな彼も、少年時代は素行が悪く、戒律で禁じられている肉を食べたり、タバコを吸ったり、挙句にタバコ代がなくなるとお金を盗んだという話もあるくらい“ワル”だったそうですヨ。(笑)

彼の父親は地方裁判所の裁判官を務める、人情味あふれる人物でした。
ある日、ガンジー少年が悪事をして家に帰って来た時のこと。
少年は殴られる覚悟をして父親の顔を見あげました。
すると父は、何も言わずに涙を流したといいます。

この逸話を知った時、筆者は深く感動しちゃいました!
そんな父の姿に深く反省したガンジーは、やがて弁護士になり、南アフリカで公民権運動に出合うことになります。

そしてその後インドに戻ってからは、「塩の行進」に象徴される非暴力・不服従をかかげた独立運動の闘いを続け、1947年、ついにインドの独立を勝ち取ったのでした。
その翌年の1月30日、彼はニューデリーのビルラー邸で暗殺されます―――。
しかし彼のその精神は、時代を越えて後の革命家の心に継承され続けていくのです。

ところで、そんなガンジーは厳格な菜食主義者だったといいます。

菜食主義思想はもともと彼の故郷に深く根づいていたヒンズー教の伝統でもあったようですが、ガンジーのそれは、
「殺されるのを嫌がっているものは食べない」
という徹底した信念に基づいていたといいます。

しかも単なる観念論ではなく、実際様々な飲食物を自ら試し、菜食は体に必要な最低限度を満たすという結論を導き出した上での行動だったといいますから、やっぱり天才は何かが違います。(笑)

さて、そこで気になるガンジーが食べていた日常の食物ですが―――、

穀物、豆類、果実、牛乳、そして、「蜂蜜」だということです。

なるほどこの食品ならば、ほかの物を食べなくても生きていられそうな気がします!(笑)

 

はちぶん第10話「そりゃないですよ~」 2012/12/06(木)

カマキリの師匠と修行を始めたはちぶん。
その鍛錬は……?

ようやく第10話です。タイトルは「そりゃないですよ~」です。

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もう冬ですからね~。仕方ないか……。(笑)

 

むかし話「姨捨山」に出てくる蜂蜜 2012/12/05(水)

日本むかし話の「姨捨山」といえば、お年寄りの知恵で国が救われた物語ですネ。

むかし信濃の国に、年寄りが大嫌いな殿様がいて、七十歳を過ぎた者は「なんの役にも立たない」と言って、みな島流しにしていました。

更科(現千曲市周辺)に住む一人の百姓男の母親も、その年いよいよ七十になりましたが、あまりに忍びなく思った男は、母親を床下の穴倉に隠すことにしました。

それから間もなくのこと、信濃の国に攻め込もうとしている隣の国から、殿様のところに様々な無理難題が押し付けられます。
その難題を事もなく解決するのが床下に隠された老婆だったのです。

その難題のひとつを解決するのに蜂蜜が登場します。
それは―――、

曲がりくねった小さな穴があいている一つの玉があり、その玉に絹糸を通せというのです。
できなければ信濃を攻めほろぼすというのですから、現代の常識では無茶苦茶な話ですネ。(笑)

さて、困り果てた殿様は国中に触れを出し、この難題を解決できる者を探します。
その話を耳にした百姓の男は、床下の母親に聞きました。
すると、
「玉の片方の穴のまわりにたくさん蜂蜜をぬっておき、絹糸に蟻を一匹ゆわいつけて、別の穴から入れてやるのです。すると蟻は蜜の香りに誘われ、曲りくねった穴の道を通って、反対側の穴までたどり着くから」
と笑いながら教えてくれました。

男はすぐさま母親に教えられたことをそのまま殿様に伝え大手柄。

このようにいくつもの難題を解決してしまう信濃の国には、すごい知恵者がいると恐れた隣の国は、結局信濃に攻め込むことができませんでした。

殿様は喜んで「なんでも望みの褒美をやろう」と男に言いました。
すると彼はこう答えます。
「わたくしはお金も品物もいりません。そのかわり、どうか母の命をお助けください」
そうして長い人生を生きた人の知恵の価値を知った殿様は、以来、お年寄りを島流しにすることをやめたのでした。

長野県の千曲市には、この物語と同じ名の地名がありますが、物語との因果関係は諸説あって特定できるものではありません。
しかし現代にも通用する深イイ話です。(笑)

 

干し柿にハチミツ♪ 2012/12/04(火)

先日、先代の社長さんに干し柿をもらいました。
今年採れた渋柿を干して、できたものだそうです。

さっそく家に持ち帰って蜂蜜トッピング~!

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甘い干し柿に甘い蜂蜜だからどうだろうと思いましたが、やっぱり甘さがいまひとつひきたちませんでした。(笑)

前回、普通の柿にハチミツをかけてみましたが、そちらの方もパッとしませんでした。
柿とはちみつはいまひとつ相性がよくないといったところでしょうか……。

柿の花から採れる柿蜜というのもあるらしいですが、こちらはまだ食べたことがありません。
機会があったら一度食してみたいですね~!

 

はちぶん第9話「カマキリが師匠?」 2012/12/03(月)

農夫のカマキリと出会ったはちぶん。
はたして本当に師匠とするのでしょうか?

第9話は「カマキリが師匠?」です。

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強すぎて逃げ腰のようですネ!(笑)

 

訪花の一定性ってなあに? 2012/11/30(金)

当場ではアカシア蜜をはじめ、レンゲ蜜、菜の花蜜、そば蜜などを取り扱っていますが、春から夏にかけて一斉に咲く多種多様な花々の中から、特定の花の蜜だけが集められるのはとても不思議だと思いませんか?

もちろん一帯に同種の花が沢山あるというのは最低条件でしょうが、実は西洋ミツバチには、一種類の花だけに通うという「訪花の一定性」という性質があります。
そう、西洋ミツバチには、特定の花を嗅ぎ分ける特殊能力があるんです!

その能力は人間とほぼ同程度だと考えられていますが、臭覚器官の構造は人間の鼻とはまったく違います。

ミツバチの鼻に相当する器官は触角にあり、触角の無数の小さな孔から芳香を嗅ぎ分けます。
つまり西洋ミツバチの触覚には、臭覚と触覚の2つの働きがあるのですネ。

そうして認識した花のある場所を、仲間に知らせる手段が「8の字ダンス」といわれるミツバチ特有の動きなんです。
西洋ミツバチのこの習性は、採蜜活動をより効率的にし、植物にとっては合理的な受粉活動に役立っているんですネ!

一方、日本ミツバチからは雑貨蜜しか採れません。
これは、あるいは日本という島国の狭い土地では、そもそも一定の花から蜜を集めることが難しかったためか、長い歴史の中で訪花の一定性を失ってしまったのかも知れませんね。

 

「越冬つばめ」ならぬ「越冬みつばち」 2012/11/29(木)

朝晩の冷え込みが厳しくなり、長野の北信地方(須坂市)は、雪こそまだ降りませんが、朝は車の窓がガチガチです!

私たち人間は、寒ければ暖房を入れたり、家に入れば炬燵にあたることもできます。
ところがミツバチは冬の間中、いったいどのように生活しているのでしょう?

もちろんミツバチも昆虫ですから変温動物です。
変温動物は人間のような恒温動物と違い、体温を一定に保つことができないので、気温によって体温も変わってしまうということは、小学校か中学校で習いました。(笑)

で、ほとんどの昆虫は、冬の間は幼虫のまま温かい土の中で過ごしたり、卵とかサナギの状態で過ごしており、成虫で冬を越す者は、枯葉や石の下で仮死状態になって寒い期間を耐えるしかありません。

ところがミツバチは冬眠をしません。
しかも成虫のまま冬を越すことができるのです!
すごいと思いませんか?

ではどうしているか―――?

寒くなるとミツバチ達は巣の中央に集まり、蜂球(ほうきゅう)という団子状になります。
そして、みんなで羽の付け根の筋肉を震わせて熱を発生させるのです。

巣の中には何万匹ものミツバチがいますから、一斉に熱を発生すると、驚くことに巣の中を33~36℃に保つことができるのです。
すごい!!

しかし蜂球の外側にいるミツバチはきっと寒いに違いありません。(笑)
すると「寒い、寒い」と言って中の方に潜り込み、中で暑がっているミツバチと交替するんです!
ミツバチ社会にも交替番があるんですネ。(笑)

これからいよいよ本格的な冬に入ります。
みなさんも風邪などひかないよう、体調管理には充分気をつけてくださいネ!

 

蜂ん子はちぶん 第8話「カマ使い」 2012/11/28(水)

アリさんと別れて次に出会った友達は、稲刈りをする○○さん……?
得意の武器であざやかに作業をするその人の名は……、、、

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カマキリさんでした!
その見事なカマさばきを見て師匠と定めたはちぶんですが……。

続きは次回といたします。(笑)

 

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