マハトマ・ガンジーといえば「非暴力」の力でインドを独立に導き、政治家・平和主義者として世界的にも超有名な偉人の一人ですネ。
「マハトマ」とは「偉大なる魂」という意で、これはインドの詩聖タゴールから贈られた尊称だそうです。
でもそんな彼も、少年時代は素行が悪く、戒律で禁じられている肉を食べたり、タバコを吸ったり、挙句にタバコ代がなくなるとお金を盗んだという話もあるくらい“ワル”だったそうですヨ。(笑)
彼の父親は地方裁判所の裁判官を務める、人情味あふれる人物でした。
ある日、ガンジー少年が悪事をして家に帰って来た時のこと。
少年は殴られる覚悟をして父親の顔を見あげました。
すると父は、何も言わずに涙を流したといいます。
この逸話を知った時、筆者は深く感動しちゃいました!
そんな父の姿に深く反省したガンジーは、やがて弁護士になり、南アフリカで公民権運動に出合うことになります。
そしてその後インドに戻ってからは、「塩の行進」に象徴される非暴力・不服従をかかげた独立運動の闘いを続け、1947年、ついにインドの独立を勝ち取ったのでした。
その翌年の1月30日、彼はニューデリーのビルラー邸で暗殺されます―――。
しかし彼のその精神は、時代を越えて後の革命家の心に継承され続けていくのです。
ところで、そんなガンジーは厳格な菜食主義者だったといいます。
菜食主義思想はもともと彼の故郷に深く根づいていたヒンズー教の伝統でもあったようですが、ガンジーのそれは、
「殺されるのを嫌がっているものは食べない」
という徹底した信念に基づいていたといいます。
しかも単なる観念論ではなく、実際様々な飲食物を自ら試し、菜食は体に必要な最低限度を満たすという結論を導き出した上での行動だったといいますから、やっぱり天才は何かが違います。(笑)
さて、そこで気になるガンジーが食べていた日常の食物ですが―――、
穀物、豆類、果実、牛乳、そして、「蜂蜜」だということです。
なるほどこの食品ならば、ほかの物を食べなくても生きていられそうな気がします!(笑)