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ミツバチと共に90年――

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蜜蜂飼育について

畠山 隆幸

 

 私は、職場の同僚に誘われて蜜蜂を飼育しました。その方の言葉では、「派手に儲かるではないが、蜜蜂飼育は固い商売だ」と言われました。
 何事も始めるには、道具が必要です。箱・道具等を購入する為に岐阜市まで出掛けました。岐阜市が早くから養蜂の産地の様です。飼育箱・電気鏝等を準備して飼育に取掛ったのです。
 養蜂も大変な仕事です。一番困ったのは分蜂でした。二万匹近い蜂が三十センチメートル大の球体になり、桑の枝に群れているのです。うっかり棒でつつこうものなら、球体が割れ追いかけて来ます。一晩経ちましたらどこかへ飛んで行きました。また、刺されたこともあります。髪の毛に潜り込まれ頭を三箇所刺され、お岩さんの様な顔になり病院で「蜂飼い人が刺されるとは」と医師に笑われたこともあります。嬉しいこともありました。蜜の収穫時です。主にアカシア蜜でしたが、蜜の付いた板を採蜜機に入れ回転させ、蜜口から蜂蜜が流れ出た時は、至福の一時でした。夏は蜜を頂く代わりに秋から冬にかけて砂糖を与えるのです。
 こんなことを続け、かれこれ七年余り蜜蜂を飼育しました。しかし、越冬とヤカン蜂の問題でやめました。厳寒期の佐久はマイナス十五度にもなり死ぬ蜂もいます。また、秋になると三センチ大のヤカン蜂が、帰って来る蜜蜂を待ち構え食い殺してしまいます。巣の入口には蜜蜂の亡き骸の山が出来ました。悲しいものでした。趣味程度に蜜蜂飼育をやっていましたが、興味本位では駄目だと思いやめました。
 こんな私の拙い体験談です。

 

(完)

 

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