ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

サイトマップ RSSフィード
〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

「蜂起(ほうき)」という言葉 2011/12/16(金)

革命小説などを読んでいると、よく蜂起(ほうき)という言葉が出てきます。

「蜂が起きる」と書きますが、これは大勢の人たちが一斉に立ち上がり、権力に対して実力行使で挙軍するようなシーンに使われます。
まさに巣からミツバチたちが一斉に飛び立つ様(さま)ですネ!

では実際にミツバチたちが一斉に飛び立つ時ってどんな時でしょう?

たとえばスズメバチの襲来を受けた時などがあげられるでしょう。
ミツバチたちは巣を守るために一斉にスズメバチの体にまとわりつき、羽をブンブンさせて熱を発し、スズメバチを熱死させてしまいます。その数たるや……!

人だって巣を攻撃すればたいへんです。外敵と見るや、ミツバチたちは一斉に襲いかかってきます。気をつけてくださいネ。

もっとすごいのが、新しい女王蜂との巣別れの時です。
この時は数万匹のミツバチが一斉に飛び立ちます。

そんなミツバチの習性は、権力に苦しめられた民衆が一斉に立ち上がる―――、まさにそんな場面を彷彿とさせてくれたのでしょう。

私たち人間も、いざという時は蜂起する覚悟を持って、政治や権力に目を光らせていかなければいけませんね!
ちょっとカッコよすぎましたか?(笑)

 

童謡「ぶんぶんぶん」 2011/12/13(火)

童謡「ぶんぶんぶん」は、誰もが口ずさんだことがある親しみのある歌ですね。
作詞は村野四郎という方で、卒業式でよく歌われる「巣立ちの歌」も彼の作詞です。

ぶんぶんぶん はちが とぶ
お池の まわりに
野ばらが さいたよ
ぶんぶんぶん はちが とぶ

ぶんぶんぶん はちが とぶ
あさつゆ きらきら
野ばらが ゆれるよ
ぶんぶんぶん はちが とぶ

実はこれ、ドイツのボヘミア地方に伝わる民謡なのです。
ドイツ語の歌詞もあり、こちらの方はドイツ国歌の作詞者であるH.V.ファラースレーベン(1798~1874)が作りました。
ちなみに一番は次のとおりです。

Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
Ei, wir tun dir nichts zu leide,
Flieg nur aus in Wald und Heide!
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!

ぜんぜんわかりませんネ!(笑)
しかし内容は日本語歌詞と同じく、ハチのことを歌ったもののようです。

最初の「Summ, summ, summ!」は「ズム、ズム、ズム!」と発音するそうです。
なんだかわかりますか?

そう、ミツバチが飛ぶ様子を表す擬音語なんです。
日本では「ブン、ブン、ブン」が、ドイツでは「ズム、ズム、ズム」と聞こえるんですね。

ユーチューブに「ぶんぶんぶん」がありましたのでお聞きください!


 

『虻蜂取らず』 2011/12/12(月)

蜂のあることわざ、今日は「虻(あぶ)蜂(はち)取らず」です。

虻と蜂の両方をつかまえようとして、両方ともつかまえられないことでで、同時に二つのものをねらって、両方とも逃してしまうという意味ですね。

欲を出しすぎて失敗するするこの例えは、日常的にもよく使われます。

同義語で有名なのは「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあります。
欲をかいてはいけないという昔の人のいましめですネ。

ちなみに、虻も蜂も捕まえたからといって、あまり得をしたような気持ちにはなれないと思いませんか?
実はこれ、網をはった蜘蛛(くも)の立場になって考えられたことわざらしいです!
クモの巣をじっとみつめて、観察していた人がいるのでしょう。(笑)

それにしても、虻と蜂はとてもよく似ていますが、その見分け方ってわかりますか?

一般的には虻は羽が2枚、ミツバチは羽が4枚で、虻はハエに近く、ミツバチはアリに近い昆虫なのだそうです。

ひとつのことわざでもなかなか奥が深いですよね!

 

「泣きっ面に蜂」 2011/12/08(木)

日本語にも「蜂」が登場する諺や熟語はけっこうあります。
「泣きっ面に蜂」は、江戸いろはがるたにも出てくるので、誰もが知っている超有名どころですネ!

意味は、泣いて苦しんでいるところに、さらに蜂がやってきて刺されてしまう。
つまり不運の時に、さらに苦痛や不幸が重なるようなついていないことを言います。

先日もお財布にお金がないところに集金に来られて、しぶしぶ払ったところに代引きで頼んだ本が来ました。
これも泣きっ面に蜂ですね。(笑)

類義語にはこんなのがあります。
○傷口に塩を塗る
○踏んだり蹴ったり
○弱り目に祟り目

どれもあまり使いたくない言葉ですネ!(笑)

逆の意味を持つ言葉を考えてみました!

「笑い顔に蜂蜜」

いかがでしょう?嬉しい事に嬉しい事が重なるという意味です。
当場のハチミツで皆さんも笑顔になってください。

 

The history of honey is the history of mankind. 2011/12/07(水)

いきなりタイトルに英語を用いてみました。(笑)
「honey」が出てきますから「蜂蜜」に関する言葉ですね!

「The history of honey is the history of mankind」
直訳すると「ハチミツの歴史は人類の歴史」ということになります。

これはイギリスのことわざで、蜂蜜ははるか昔から人の生活の中にあったほど身近なものだということを意味しています。
蜂蜜は人類が初めて使用した甘味料といわれているんですネ!

日本においても蜂に関することわざや慣用句は多く見られます。
そこで新しく「蜂のあることわざ」というテーマをもうけました。

思いついたときに記していくことにします。

今日は「The history of honey is the history of mankind」
「ハチミツの歴史は人類の歴史」でした。

 

<前のページ<  >次のページ>

 

はちみつ家メニュー

鈴木養蜂場 はちみつ家/通販・販売サイト

Copyright (C) 2011- Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.