革命小説などを読んでいると、よく蜂起(ほうき)という言葉が出てきます。
「蜂が起きる」と書きますが、これは大勢の人たちが一斉に立ち上がり、権力に対して実力行使で挙軍するようなシーンに使われます。
まさに巣からミツバチたちが一斉に飛び立つ様(さま)ですネ!
では実際にミツバチたちが一斉に飛び立つ時ってどんな時でしょう?
たとえばスズメバチの襲来を受けた時などがあげられるでしょう。
ミツバチたちは巣を守るために一斉にスズメバチの体にまとわりつき、羽をブンブンさせて熱を発し、スズメバチを熱死させてしまいます。その数たるや……!
人だって巣を攻撃すればたいへんです。外敵と見るや、ミツバチたちは一斉に襲いかかってきます。気をつけてくださいネ。
もっとすごいのが、新しい女王蜂との巣別れの時です。
この時は数万匹のミツバチが一斉に飛び立ちます。
そんなミツバチの習性は、権力に苦しめられた民衆が一斉に立ち上がる―――、まさにそんな場面を彷彿とさせてくれたのでしょう。
私たち人間も、いざという時は蜂起する覚悟を持って、政治や権力に目を光らせていかなければいけませんね!
ちょっとカッコよすぎましたか?(笑)