先日、ニホンミツバチの駆除依頼がありました。
話を聞けば神社の氏子さんで、
「どうも御神木にミツバチが巣を作ったようだ。ご近所さまから苦情がきている」
と言いました。
さっそくケンちゃん社長が出動です!
はちぶんはただその話を聞いただけ(笑)
場所は長野市の東和田運動公園のすぐ近くの『八幡神社』。
地元では『東和田神社』と呼んでいるらしい。
いくら「東和田神社」で地図を探しても出てないわけだ!(笑)
もともは曹洞宗地蔵寺の境内にあったらしいのですが、現在地に移されたのが天文3年(1534)といいますから戦国時代、古い由緒ある神社です。
祭られている神様は『誉田別命(ほんだわけのみこと)』──誰じゃそれ???
調べてみますと『日本書紀』で記されている応神天皇の名前で、この天皇、『古事記』では130歳まで生きたらしい!すごっ!
やがて神格化され『八幡神』となったそうです。
そんな神社の御神木に巣を作るとは不届きなミツバチだ!
行ってみますとクヌギっぽい木の、地面から5、6メートルほどのところに直径40センチほどの穴が開いていました。
中を覗くとまだ新しい、きれいな白色をしたミホンミツバチの巣が見えました。
木にはしごをかけて、
「案外簡単に処理できそうだ」
と、手前から素手で駆除しはじめたケンちゃん社長でしたが、その奥行きといったら深い、深い。
ずんずん腕が入り込み、ついには肩のあたりまできてしまいました。
「やった!幻のニホンミツバチの蜂蜜が採れる」
と思ったのも束の間、思いのほか蜜が少なくて肩を落としたのでした。
残念。。。
しかし日本ミツバチの巣がたくさん取れたので蜜蝋をつくる予定です。
ミホンミツバチの蜜蝋はセイヨウミツバチと比べると色が薄く、上品さがあるそうです。
転んでもただでは起きないケンちゃん社長のお話しでした。