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蜂蜜エッセイ応募作品

祖父に贈ったマヌカハニー

ヒヨコ大統領

 

 祖父はごくごく軽度のチック症で、北野武さんが肩をクイックイとするような感じで、「うん、、ううん、、、」と喉がいがったときに取るような咳き込みをする。映画館でも演奏会の途中でも不意に出てしまう。中学生だった私は、祖父が何か重大な病気を隠しているのではないかと心配で、貯めていたお小遣いから喉に良いとされるマヌカハニーをひと瓶買ってプレゼントした。「ありがとう。」と受け取り目の前でひとさじペロリ、「うーん、なんか効いてるぞ。」と喜んでみせる祖父。喉が悪いわけではなく、原因はチック症なので治るわけがない。それでも、「うん、効く効く!」ともうひとさじ。以来、なんとなく朝晩ひとさじずつのマヌカハニーは祖父の習慣となった。祖父の死後に祖母がこんな話をしてくれた、「みちこが蜂蜜をプレゼントしてくれてからというもの、しょっちゅう風邪を引いていたあの人がめっきり引かなくなったのよ。それに、このところ肌の調子がいいんだよ!って。死ぬまでかっこよくいたかった人だからすごく嬉しかったんじゃないかしら。」。プレゼントのきっかけであるチック症が治ることはなかったけれど、想定外の効能があったのだ。祖父の習慣だった朝晩ひとさじの蜂蜜、今では健康維持に欠かせない私の習慣となった。昨年は一度も風邪を引くことなく、肌もすこぶる調子がいい。今日も朝からひとさじペロリ、「うーん、効く効く!」。

 

(完)

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