ミツバチと共に90年――

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はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

ミツバチが人と同じ大きさだったら東京駅から東京タワーまで瞬間移動!? 2020/08/20(木)

谷尻萌ちゃんが採蜜体験に来たとき、ケンちゃん社長が調子に乗ってミツバチの飛行速度をこんなふうに説明していました。
「ミツバチの飛行速度を人間換算すると、東京~名古屋間を4秒で移動するんだぞ!」
当然萌ちゃんは、
「ええっ!?速すぎじゃないですか!」
と驚いていましたが、間近で聞いていたはちぶんは、
「おいおい、ホントかよっ?」
とずっと疑問に思っていました(笑)。

しかし考えてみますと、以前、巣門から飛び立つミツバチの動画を撮影した際、その速さに驚いたことがあります。
撮影した映像を確認すると、ミツバチは一瞬のうちに画面から消えてしまい、3倍スローにしてようやくその動きが判るくらいのスピードでした。
確かに速い!!
これが人間と同じ大きさだったら……ひょっとしたらあり得るかもしれない。

そこで計算してみることにしたのでした。

ミツバチの飛行速度はだいたい時速24kmといわれています。
秒速にすると6.67m、つまり1秒間に6~7m移動する速さです。
ちなみに花の蜜をお腹いっぱい吸ったミツバチは秒速6.5m、空腹時は速いときで秒速7.5mも出るそうです。

はたらきバチの全長を13mmとします。
平成26年の調査では20歳以上の日本人男性の平均身長は167.2cm、女性は153.9cmだそうですので、これを平均して人の身長を160.55cm(1605.5mm)とします。
すると単純に、ミツバチが人と同じ大きさと過程するには、
1605.5(mm)÷13(mm)=123.5倍
すればいいことになりますね。

ですので、先ほど延べた時速を123.5倍すると、
24×123.5=2964km

おおっ!
この数字は、名古屋を越えて、遥か中国の西安まで行ってしまうぞ!(五丈原!なつかしい・笑)

https://ameblo.jp/suzukiyohojo/entry-11869699041.html

しかしこれは時速ですので秒速にしなければいけません。
秒速にするには60分で割って、さらに60秒で割る必要があります。(まちがってない?)

2964÷60(分)=49.4
49.4÷60(秒)=0.8233……

これは単位が(km)ですので(m)になおします。
0.8233……×1000≒823m

ミツバチが人と同じ大きさだったら、1秒間に823m移動することがわかりました。

しかしこれは東京駅から有楽町駅までのおよその直線距離です。
ケンちゃん社長が言っていたのは4秒ですので4倍すると3293.3m、つまりおよそ3.3km。

???

違っているぞ!(やっぱり?・笑)

でもこれって、東京駅から東京タワーまでの直線距離とほぼ同じなんです。

ファイル 930-1.jpg
▲4秒間で移動できるミツバチの飛行距離(地図はgoogleマップより)

すいませ~ん、採蜜動画内の発言を訂正いたしま~す(笑)

でも身長が2mの人間で、1cmくらいの小さいミチバチが突風の追い風に乗ったケースで換算したら、条件によってはあるいは名古屋まで行ってしまうかもしれません。

ミツバチがものすごく速いことには違いありませんね。

今日はミツバチが4秒間で移動する距離の話でした。

 

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