ミツバチと共に90年――

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はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

生命の神秘~ミツバチの羽化の瞬間 動画あり 2020/05/18(月)

今年も採蜜シーズンがはじまり鈴木養蜂場は大わらわ。
暖冬の影響か、例年に比べ花の咲く時期が早く、季節が駆け足で通り過ぎていきます。

そんな中、神代の昔から繰り返されるミツバチの営み、その羽化の瞬間を撮影しました。



働き蜂は、卵から幼虫→サナギ→成虫になるまでに21日間要します。
幼虫は高たんぱく質な花粉を食べ、働き蜂の主食はハチミツです。
その寿命はおおよそ1ヶ月程度で、寿命の半分は巣箱の中での内勤、残りの半月は外回り、つまり人間で言えば営業。蜜や花粉を集めに稼ぎに出ます。

蜜蜂の一生

https://youtu.be/_7JxoBuHsyA


これに対して女王蜂は16日間で羽化し、その寿命は3~4年と言われ、一生巣の中で卵を産み続けます。
この大きな違いはひとえにローヤルゼリーによるものです。
しかも、卵の時点では働きバチも女王蜂もまったく同じ卵なのですから「驚き」としか言いようがありません!

ちなみに「羽化(うか)」と「孵化(ふか)」の言葉の違いってご存じですか?

はちぶんもたまに混同してしまうのですが、「羽化」というのは、翅(はね)が生える形態になる時に使用する言葉で昆虫にしか使いません。
対して「孵化」は、卵から生まれることを言い、卵から生まれる生物になら何にでも使えます。
だから鳥の場合は卵からヒナが孵化するとか、魚や爬虫類や両生類の場合も同様、完全変態の昆虫でしたら卵から幼虫に孵化したとなるわけです。
付け足すと、昆虫の場合、蛹(さなぎ)になることを蛹化(ようか)と言うそうです。

だからミツバチの場合は、
女王蜂が産んだ卵が3日くらいで幼虫に『孵化(ふか)』し、やがて『蛹化(ようか)』してサナギになって、卵から21日で『羽化(うか)』して成虫になった──
というように使います。

まあ、あまり言葉に厳密になりすぎると窮屈になりますから、あまり気にしなくてもいいと思いますがね!(笑)

 

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