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蜂蜜エッセイ応募作品

糊容器が蜂蜜容器に(後)

渡辺 碧水

 

 【糊容器が蜂蜜容器に(前)から続く】
 トーストなどに蜂蜜を塗るときも、液状糊と同じ快適な塗り心地で行えるところがポイント。清潔感を保てて、使用時に手が汚れず、トーストなどに均一にムラなく塗ることができ、コンパクトな容器で持ち歩きの便利さが特長。
 容器は食品用に衛生処理されており、中身は賞味期限二年のカナダ産蜂蜜七十グラム入り。三百六十グラムが定番の蜂蜜容器の中では、小型の部類に入る。
 特色ある商品は、長所 ・短所を併せて備える多面性がある。
 一回に使う分量を想像すると、蜂蜜は糊よりも多く使うと考えられるから、思ったほどの回数が使えずに、購入容器の蜂蜜を使い切る可能性が高い。確かに携帯用には便利だが、家族で毎日使う食卓用には不向きかもしれない。
 同型ではあるが、アラビックヤマトの市販糊容器は蜂蜜用には使えない。
 説明に挙げられていないので不明だが、使い切った後の詰め替えは想定外で、スポンジ状の開口部の結晶化や目詰まりを考えると、使い捨てタイプの容器と思われる。もしそうだとすれば、割高となる価格の点でも一般的には贅沢か。
 カナダ産蜂蜜の採用は価格を抑える配慮があったという。好みの他の蜂蜜に詰め替え得る配慮もほしいところ。
 糊の場合と同様に、別売スペアキャップや詰め替え補充を考慮に入れた容器も用意されると、使い勝手抜群のグッドデザイン容器になるのではなかろうか。
 「子どもは普通の糊も蜂蜜だと思って口にしないか」など、早速、不安の声などが上がっているそうだ。開発担当者の小さい時の想いが実現した容器、子どもに無用な誘惑を抱かせないものであってほしい。明確な区別の工夫がやはり望まれる。
 おしゃれ感覚の携帯用や遊び感覚の手品グッズなど、大人向けの用途に限られそうな気配。実用性でバリエーションに富む容器に進化してほしい。
 「周りの皆を『アラ、ビックリ!?』とさせるサプライズギフト」に最適とされる。笑いを誘うプレゼントにとどまるのなら惜しい気がする。

 

(完)

 

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