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蜂蜜エッセイ応募作品

はちみつの香りに父の笑顔が浮かぶ

緒方陽子

 

 朝の光が差し込む実家の食卓には「お日様色のはちみつ」が何時も置いてあった。
 私達姉妹と猫や犬の居た頃はご飯食だったので、子供たちが自立してから、両親はパン食にしたらしい。
 里帰りをした時はこんがり焼いた食パンにサラダ、温かいミルクと「はちみつ」が並んだ。
 母から「はちみつ」は父の好物だと聞いた。
 父は若い時から胃腸の弱い人だった。
 中小企業の管理職だった父は家族にも周りの人達にも優しい人だった。
 人づきあいが穏やかに行くように細やかな気を使う人だった。
 どんなに夜更けに帰宅しても子供部屋に来て掛布団を押さえてくれる人だった。
 そんな事が胃腸にきたのか、胃潰瘍で何度か入院をした。
 その父の健康食が「はちみつ」だった。
 栄養があり、消化に良く口に優しく美味しい。
 毎朝、たっぷりとパンにのせて、ミルクに入れていた。
 そんな、父の好物を部下の方 々も知り、「はちみつ」を届けてくれた。
 お酒を提げて来るのではなく、「はちみつ」を持って、良く飲みに来て宴会になった。
 父の「はちみつ」には、健康の為であり、人との交流や思いやりが詰まっていたと思う。
 穏やか父の笑顔」が「はちみつ」を頂く度に私の心を暖かくしてくれる。

 

(完)

 

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