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蜂蜜エッセイ応募作品

甘いひと手間

小野 楓

 

はちみつの話になるはずだけど、
始まりはスコーン。笑

わたしはね、無類の無類のスコーン好き。

先日も、おうちの近くに素敵なカフェを見つけて、、、しかも、しかも、スコーンもある!

これは、入るっきゃない!
スコーンがわたしを呼んでいる~♪

 

店内に入ると、美人で可愛い綺麗な、それはそれはとにかく美しい女の店員さんが一人。

店内の壁は、アートな感じ。壁面アート。なんか、雰囲気のいいお店だな~と思いながら、席へ。スコーンを注文して待つ。

お姉さんに運ばれてきたスコーンは、、、

は、はちみつがかかっている!!!

、、、うーん。と。

、、、いいのよ。いいのよ。はちみつが嫌いなわけではないのよ。ただね、ただね、わたしは、無類の無類のスコーン好きだから、スコーン単体で食べたかったなー、なーんて。思ったり。思わなかったり。えへ。

、、、うん。まあしょうがないか。

スコーンを、サクッとフォークでくだいて、そのかけらを口へ運ぶ。

わー!こ、これは!

口に運ぶときの、鼻に抜けるこの香り。
この感じ。

甘いけど、甘いだけじゃない。

一筋縄ではいかないこの感じ。

なんとも言えない、これは苦み?くせ?なんていったらいいの?なつかしい?

口に入れると、サクサクしたスコーンに、香りがのって、そのクセさえ嬉しかった。

お味というと、

あまーい!
おいしーい!

そのあとは、とまらずパクパク!

はちみつ、ぽたぽた。
はちみつ、たらーりとろーり。

お皿から、砕いたスコーンを持ち上げるたび、からみつくはちみつにもうメロメロ。

たまらんこのお味。

完食!

はあ、おいしかったー!!!

なんか、心が元気になった。
心が元気になる食べ物だった。

お姉さんが、スコーンにはちみつをかける、そのひと手間。

そのひと手間ひと手間が、うれしかった。

ひと手間のお味は、、、

ふふ。あまーいの。

 

(完)

 

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