はちみつ家 > 蜂蜜エッセイ

ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

サイトマップ RSSフィード
〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

 

蜂蜜エッセイ応募作品

束の間の呼称「第三のはちみつ」(補)

渡辺 碧水

 

 以前、当エッセイ欄で、同タイトルで十二回にわたり、呼称「第三のはちみつ」が束の間に仮称のまま消えた話題を採り上げた。
 その後、原稿内容を読み返し、資料を照合していて、修正すべき個所が見付かったので、ここに補正を加えておきたい。
 同タイトル(十一)の中で、特許証に言及した部分の一部分についてである。照合の手間を省くために、該当部分をそっくり差し替える形で、ここに示す。
 
 特許証によると、主要事項は次のとおりである。(括弧内は渡辺が加えた補足)
 特許番号は第五九八二一四〇号。発明の名称は「新規ハチミツの製造方法及び製造されたハチミツ」。
 出願日は二〇一二年三月八日。公開日は二〇一三年九月十九日。審査請求日は二〇一五年三月五日。登録日は二〇一六年八月五日。(登録にずいぶん時間を要している)
 特許権者は、国立大学法人埼玉大学、埼玉県(県立秩父農工科学高校も含む?)、特定非営利活動法人秩父百年の森、松本文男(花園養蜂場主)、株式会社ヒロインターナショナル(食品原材料 ・青果物の輸入 ・卸販売業者)。
 発明者は、藤原隆司、菅原康剛、角田敦(以上三名は埼玉大学関係者)、齋藤俊男(埼玉県立秩父農工科学高校)、島崎武重郎、田島克己(以上二名は秩父百年の森関係者)、坂本裕三(花園養蜂場)、石井浩恭(有限会社オキナディアインターナショナル)。
 (補正部分は、最後の二名の所属先)
 
 ついでに書き加えれば、この発明では産業利用の可能性が強調された。
 これまで蜜源として利用されなかった穀類、イモ類、マメ類、果実、野菜などを蜂蜜の原料(蜜蜂の餌)として活用する。特に、形状や大きさが問題となって廃棄されるものや豊作や落下などにより廃棄されるものを活かして蜂蜜化が可能となる。
 廃棄食材の有効活用は食料自給率を向上させる。
 糖化液を準備すれば、花蜜のない冬季でも養蜂でき、翌春に向けて健康な蜜蜂を冬季に養育することも可能となる。
 これをシステム化すると、蜂蜜の工場生産につながる期待もできる。

 

(完)

 

蜂蜜エッセイ一覧 =>

 

蜂蜜エッセイ

応募要項 =>

 

ニホンミツバチの蜂蜜

はちみつ家メニュー

鈴木養蜂場 はちみつ家/通販・販売サイト

Copyright (C) 2011-2024 Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.