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蜂蜜エッセイ応募作品

東北復興「ビー ・アンビシャス」(五)

渡辺 碧水

 

 【同タイトル(四)から続く】
 「福島県二本松市の安達東高等学校総合学科農業コース畜産専攻班では、東電福島第一原発の爆発事故を受けて飼育していためん羊が殺処分となったのを機に、養蜂を始めました。特徴あるはちみつ製品の開発に苦心していたところ、二〇一六年一月に埼玉県の養蜂農家から新しいみつの生産について提案を受け、取組を開始しました。
 これまでのはちみつには、『花の蜜を蜜蜂が集めた花はちみつ』と、『樹液を吸った昆虫の分泌物を蜜蜂が集めた甘露はちみつ』の二つがありましたが、同校で生産に取り組んだのは、果物等の果汁を吸った蜜蜂から得られる第三のみつです。試行錯誤を経て完成したりんご果汁から作られたみつは、二本松市に古くから伝わる鬼婆伝説を参考に、『おにばばのなみだ』と名付けられました。…」(以下、省略)
 二〇一七年十月二十三日、福島県二本松市秘書政策課から、同校の生徒による「第三のみつ」の「おにばばのなみだ」(二本松の鬼婆伝説にちなむ商品)が広報された。
 同年十月二十八日、受賞後の情報として、復興庁は次のことを伝えている。
 「その後、同賞の受賞特典である専門家派遣制度を活用し、『第三のみつ』の生産性向上及び、商品として販売可能な生産量の実現に漕ぎつけました。そして、商品化された『第三のみつ』に『商品名:おにばばのなみだ』と命名し、道の駅安達における販売を実施しました。また、二〇一七年十月二十六~二十八日には、企業賞を授与した東日本旅客鉄道株式会社との繋がりを活かし、上野駅のイベントスペースで開催された地域再発見プロジェクト『ふくしま産直市』で『おにばばのなみだ』や『商品名:あいさつ坂』と命名した蜂蜜などを販売しました」(二十四日のJR東日本仙台支社の予告情報で一部加筆修正)
 このほかに、「(同校の生徒が)二〇一七年には原発事故に伴う風評払拭を目指し、東京都や大阪府で(「おにばばのなみだ」と「あいさつ坂」を)販売した」との新聞記事もあった。
 【同タイトル(六)へ続く】

 

(完)

 

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