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蜂蜜エッセイ応募作品

初期の風邪に蜂蜜一匙(後)

渡辺 碧水

 

 【初期の風邪に蜂蜜一匙(前)から続く】
 NHKテレビの番組「あさイチ」の話題に戻って、風邪の引き初めの咳には蜂蜜が効果的と述べた小児科医の杉原桂氏は、十年も前から風邪に蜂蜜を処方しているそうだ。
 だが、日本では多分ごく少数であろう。
 日本では、医薬品としての蜂蜜は、片仮名で「ハチミツ」と表記する。
 現在の医療用医薬品としての「ハチミツ」は、薬効分類名が「矯味剤」で、用途は「矯味の目的で、または丸剤の結合剤、栄養剤として調剤に用いる。また、皮膚 ・粘膜の保護剤として用いる」とされる。
 少し補足すれば、「矯味剤」は「苦い薬物に添加して飲みやすくするもの」であり、「結合剤」は「丸剤(錠剤)を製造する時に、粉末を結合させるために添加し、一定の固形製薬にするもの」である。また、「保護剤」は「排泄 ・分泌物の皮膚接触を防止し、皮膚を生理的状態に保つ作用がある吸水性粘着剤」と定義されている。
 歴史的には、一八八六年(明治十九年)に公布された医薬品の規格基準「日本薬局方」に定められ、ハチミツの用法 ・用量は「栄養剤、甘味剤として、そのまま又は適宜うすめて用いる。口唇の亀裂 ・あれには、そのまま患部に塗る」とある。
 戦前 ・戦後の薬事法を経て、二〇〇九年の薬事法改正で、薬局で買える一般用医薬品がリスクの高さによって三区分に分類された際、ハチミツは最もリスクの低い第三類医薬品に位置づけされた。
 以上のように、日本では、風邪対策で蜂蜜の効能は認識されておらず、気休めの民間療法としか評価されてこなかった。
 学術的な研究の対象にならなかったようで、研究成果の蓄積もないらしい。風邪の咳や喉の痛みを扱う日本の臨床内科医も、今回の研究を参考にしていただきたい。
 咳止め薬は飲む回数の制限があるが、蜂蜜なら一日に何度なめても害にはならない。薬局に行き薬剤師に相談すれば、安全安心な本物の蜂蜜を教えてもらえる。買った瓶入り蜂蜜の残りは次回用に保存できる。
 要するに、咳が出始め、風邪かな?と思ったら、すぐ蜂蜜一匙をなめるのが効果的。

 

(完)

 

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