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蜂蜜エッセイ応募作品

ミツバチと農薬

阿部 洋子

 

 ある日、ふと目にしたタウン紙の小さな記事が気になった。
 その記事には、「最近、カエルが減ったし、イナゴやバッタとトンボもあまり見かけなくなった。昆虫が減った大きな原因の一つに、カメムシ退治に使う農薬があるらしい。」と書いてあった。

 

 この農薬は大変効果はあるが、そのせいで他の昆虫も死んでしまうことが多いそうだ。それだけではなく、ミツバチがこの農薬のかかった花の蜜を吸うと、神経が麻痺してしまい、方向感覚を失い自分の巣に帰れなくなるという。それだけ毒性が強いということだ。
昆虫の減ったもう一つの原因は、冬に田んぼを乾燥させるためドジョウやメダカが住めず、カエルや昆虫が卵を産む場所がないからだ。
私が怖いと思ったのは、ミツバチが農薬のかかった花の蜜を集めて作った蜂蜜を人間が食べているのではと思うことだ。
農薬なしで野菜を作ることが難しいのは、素人の私でもわかる。でも虫食いのない、見た目のきれいな野菜を消費者が求めなくなれば、農薬も減らせるのではないだろうか。
少しくらい虫食いがあっても、強い農薬を使うより安心安全だとわかれば、少しの虫食いは受け入れられるのではないだろうか。
賢いミツバチが巣に帰れなくなるような、神経が麻痺するほどの農薬を使わずに済むようになればいいなと思う。
そして、安心しておいしい蜂蜜が食べられたら、一石二鳥だと思うのだが…。

 

(完)

 

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