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蜂蜜エッセイ応募作品

蜜蜂ウイルスの人体影響(二)

渡辺 碧水

 

【蜜蜂ウイルスの人体影響(一)から続く】
 蜜蜂のウイルスにも、新型コロナウイルス問題の風評被害が及びかねない懸念から、日本農業新聞の記事を名指しで、日本養蜂協会が改めて調査の関連情報を示したことは、迅速な時局対処と思われる。
 二〇二〇年三月十九日、同協会は「お知らせ」の中で、次の三点を明記し、安全性を強調した。
(一)同調査は、蜜蜂のウイルス保有について調べたもので、蜜蜂のウイルス保有による発病を調査した事業ではないこと。
(二)調査した七種類の蜜蜂のウイルスは、いずれも節足動物(蜜蜂などの昆虫)のみに感染するもので、進化的にかけ離れている人間には影響がないこと。
(三)蜂蜜は古代から食されてきたが、蜜蜂のウイルスによる人間への害について報告例はないこと。
 同新聞も、三月二十四日の報道で、この「お知らせ」の内容を記事にして伝えた。
 調査全体を取り仕切り、前回の記事にもコメントしていた東京農工大学名誉教授 ・国見裕久氏も再度談話を寄せ、今度は「(調査されたウイルスは)昆虫特異のもので人間には感染しない」としている。
 初めて実施された全国調査の結果がこのような形で伝えられ、事実の伝達が国民の理解を逸らせた感があることは、残念に思えてならない。
 そこで、調査結果の内容に少し言及しておきたい。(詳細は、一般社団法人日本養蜂協会からネット上にPDF形式で公開されている。『蜜蜂に対するウイルス感染等実態調査事業報告書』全二十九頁、平成三十一年三月)
 この調査の実施は、日本においても、蜜蜂の減少等が各地で発生しており、農薬やダニによる蜜蜂の被害の他に、蜜蜂へのウイルス感染等もその大きな原因としてあげられていることから、蜜蜂へのウイルス感染等実態調査を行い、現状を把握することにあった。
 主要な七種類のウイルスの感染有無を解析するため、検体に全都道府県各二戸の養蜂農家から提供された健康な普通の働き蜂標本九十二群(各群とも無作為抽出の三十匹)を使用して行われた。
【蜜蜂ウイルスの人体影響(三)へ続く】

 

(完)

 

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