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蜂蜜エッセイ応募作品

蜜蜂ウイルスの人体影響(一)

渡辺 碧水

 

 二〇二〇年三月十九日、日本養蜂協会は、同協会が前年報告した蜜蜂のウイルス感染調査について、調査対象の七種類のウイルスは、いずれも人間には影響がないとする見方を、同協会ホームページの「お知らせ」欄に掲載した。
 新型コロナウイルス感染拡大の問題で、「蜜蜂」のウイルスに関連して、「蜂蜜」への風評被害も心配されることから、安全性に関する情報を発信したものである。
 これは、同年三月九日、日本農業新聞に載った「ミツバチ九八 ・九%ウイルスに感染/初の全国調査/日本養蜂協会」の記事に反応する形でなされた。
 その掲載を受けて、同新聞も三月二十四日に「ミツバチ/ウイルス調査/人体に影響なし/蜂蜜の安全性も強調/養蜂協会」という記事を載せた。
 この記事は、同協会の「お知らせ」を伝える形をとっているが、実質、同協会の意向を受けて、九日の自社記事を改めて(観点を変えて)報道し直したものとなっている。
 取り上げられた「蜜蜂に対するウイルス感染等実態調査」は、日本養蜂協会が北里大学獣医学部獣医微生物学研究室に委託して二〇一八年七月~二〇一九年一月に採集した(全国都道府県の養蜂農家から提供された)健康な働き蜂を検体に行われたもの。検出されたウイルスに関する結果をまとめた事業報告書は二〇一九年三月に同協会から公表された。
 このJRA事業の推進委員会は東京農工大学名誉教授 ・国見裕久氏が委員長を務めた。
 同じ記事が公表時に報道されていれば、何も修正する必要はなかった。一年後のこの時期に記事にされたことで、二〇二〇年に入って、新型コロナウイルス感染の世界的蔓延が本格化したことと関連して掲載したものと思惑が働きやすい。
 その理由は、近年、蜜蜂のウイルス感染が世界的に問題視されているからである。
 養蜂蜜蜂のウイルス感染を探る日本初の全国調査で、ほとんど全体に感染が及んでいる実態が明らかになったことについて、三月九日の日本農業新聞の記事で、調査をまとめた国見氏も「日本の養蜂で大きなリスクとなり得る」と述べている。
【蜜蜂ウイルスの人体影響(二)へ続く】

 

(完)

 

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