渡辺 碧水
未知の新型コロナウイルス感染症の蔓延で、世界中の人 々が予防法も治療法も手探り状態で議論百出。日本ではとりあえず、不要不急の外出自粛で、ほとぼりが冷めるのをじっと待つしかなかった。
そんな中、二〇二〇年三~五月応募の「はちみつ川柳/二〇二〇年/第二回優秀賞」の発表が六月八日にあった。
応募総数二百八十六首の中から「優秀賞」の栄誉に輝いたのは、愛知県名古屋市の久子さん。その作品は次の句である。
健康は「さん密」やめて「はち蜜」で
称賛の講評は次のとおり。
政治家が口にする言葉は「三密を避けてください!」この期間何度聞いたかわかりません(笑)。いわゆる密閉、密集、密接の三条件ですが、蜂蜜好きにはこの『密』が『蜜』に聞こえてしまう方も多かったようです(笑)。久子さんもその一人で、菌の侵入を防ぐ健康法と抵抗力を高める健康法を、「三」と「八」をかけながら表現しているところがイイですね!(笑)
なるほど、それは言える。
新型コロナの特効薬はまだ見つかっていない。医薬界では、効能のありそうな既成薬を競って試している段階である。
この際、せっかくだから、蜂蜜界でも、発想(蜂想、八想)を総動員して健康に有効な蜜の中から、さらに「八蜜」比較法によって、新型コロナウイルスに抗菌力を持つ優れものを特定し、これだとアピールしよう。
例えば、次のような蜜群の比較検討である。
(一)マヌカハニー、ジャングルハニー、れんげ蜂蜜、菜の花蜂蜜、そば蜂蜜、アカシア蜂蜜、コーヒー花蜂蜜、甘露蜂蜜
(二)りんご蜂蜜、とち蜂蜜、ざぼん蜂蜜、さくらんぼ蜂蜜、あざみ蜂蜜、みかん蜂蜜、山みずき蜂蜜、山はぎ蜂蜜
(三)花蜜、酥蜜、黒蜜、白蜜、氷蜜、石蜜、糖蜜、水蜜
「エビデンス(証拠)」も厳しく問われるご時世だが、漢数字「八」は末広がり、算用数字「8」は横にすれば無限大。われわれは八蜜食の臨床体験を積み重ねている。
きっと見つかる。情報提供を積極的にやろうではないか。
(完)
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