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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜の結晶を溶かす(五)

渡辺 碧水

 

 【蜂蜜の結晶を溶かす(四)から続く】
(二)コタツの中に置いたり、電気毛布に包んだりして温める…冬場の生活に限定されるが、家庭で使われる暖房用の機器はいろいろある。それらから発せられる熱を利用し、直接的、間接的にボトルの蜂蜜容器を温める。数時間から丸一日、じっくりと時間をかけて結晶を溶かす。
(三)ガスストーブなどから吹き出す熱で溶かす…温風の出口前にボトル容器を置く。間近に置くと容器が熱くなりすぎる場合があるので、三十センチほどの間隔を空けて置き、時折、回して位置を変えたり、振ったりして中の状態を均等化する。
 容器の底に少し残った程度の結晶なら、高温にならないストーブや炊飯器、ポットなどの保温器の上面に置いて、余熱で溶かすこともできる。
 (二、三)に共通するが、蜂蜜の垂で汚れるのを防ぐために、適当な布で容器を包むとよい。機器を稼働させる時間帯を利用して温め、結晶が溶けるまで放置すればよい。面倒くさがり屋に推奨される方法である。

 最後に、結晶蜂蜜をしっかり元の流動状に戻すためのポイントをまとめれば、次のように整理される。
① 高熱で溶かさないこと…容器の表面温度を六十℃以下に保って溶かさないと、蜂蜜が変質し、成分や風味が変わってしまうおそれがある。
② 急速に加熱しないこと…容器の変形などの異変を招く。適温で時間をかけて温める。
③ 溶解を急がないこと…結晶の程度や溶かす分量によって、当然、溶解に要する時間が異なるが、きれいな透明になるまで、焦らず時間をかけて溶かす。途中で混ぜることで、溶解を早めることができる。
④ 結晶を完全に溶かしきること…スプーンですくってみて、白っぽい粒の溶かし残しが少しでもあると、それが核になって、すぐにまた再結晶化してしまう。再結晶化を防ぐためには、四十℃程度でじっくり溶かす。
⑤ 急激に冷やさないこと…容器が割れるなどの異変を招く。自然に冷まして元の流動状に戻し、常温で保存する。
⑥ 繰り返して溶かさないこと…風味が落ちやすくなる。適量を買い、早目に食べきることで、溶解の繰り返しは避けられる。

 

(完)

 

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