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蜂蜜エッセイ応募作品

少量蜂蜜容器は棒状型(後)

渡辺 碧水

 

 【少量蜂蜜容器は棒状型(前)からへ続く】
 スティック(棒状)蜂蜜は、筆記ペンよりも細い包装だから、携帯用に最適である。旅行に、レジャーに、職場に持参し、少量の蜂蜜を決まった量だけ使いたい人に便利。数本まとめて持ったとしても、かさばらず、軽いのでバッグに入れて、どこにでも持っていける。
 活用の幅も広い。例えば、封筒に入いるので、手紙と一緒に送ると、思わぬプレゼントとして喜ばれる。また、使い切った後は、ストローとして飲み物を最後まで飲みきるときにも使える。
 複数本入りの袋から取り出した残りは、コップなどに入れて食卓上に立てておくと、いつでも使えて便利。他の容器と同様に、常温で保管する。
 開封し、蜂蜜が余ったとしても、先端部を折り曲げて、クリップなどで挟んでおくと、また使える。このとき寝かせて置くと、中の蜂蜜が漏れるおそれがあるので、切り口を上にしてやはりコップなどに立てておく。
 取り扱いは瓶詰めやプラ容器の蜂蜜と同様。中身が結晶し固まったときも、同様に、湯飲み茶わんに六十℃程度のお湯を入れ湯煎するなどして液状に戻す。
 中身の蜂蜜は、北海道産完熟の単花蜜(アカシア、菩提樹、クローバー)と百花蜜。
 当然ながら、棒状容器包装に手間と時間がかかっている分、相当量が入っている瓶詰やボトル容器のものと比較すると割高である。
 また、アイディア商品として、スティック(棒状)型や少量包装型の蜂蜜は、他の会社でも各種各様のしゃれた包装のものが製作販売されている。
 たまたま目にしたのが、自立生活を目指す障がい者の方たちを支援する事業の一つで、蜂蜜をスティックに入れる作業を、当事者がおこなっているというものだった。
 蜂蜜を棒状容器に入れる機械と技術があるのは国内ではここだけ、手でちぎれる切り込みを入れているのは世界でもこの施設だけだという。
 彼らは、働く喜びをとおして、地域社会での生活に自信を得て、社会とつながり、社会の一員としての役割を果たしている。今後の発展を期待したい。

 

(完)

 

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