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蜂蜜エッセイ応募作品

糊容器が蜂蜜容器に(前)

渡辺 碧水

 

 世は新型コロナウイルス感染症の拡大で、行動の自粛が求められている。
 そんな中でも「気持ちに少し余裕を持ち、笑顔を取り戻しましょう」のタイミングで、遊び心を潜ませたアイディア商品が二〇二〇年五月に誕生した。
 糊(のり)の老舗「ヤマト㈱」のロングセラー、液状糊の「アラビックヤマト」が変身して登場し、愉快さで国民の笑いを誘っている。
 変身の中身は「蜂蜜」である。
 当エッセイの第四回、二〇一九年十二月掲載の「便利な容器の蜂蜜ボトル」に追加する位置づけの新型ボトル蜂蜜「はちみつアラビックリ⁉ヤマト」がWEB通販で先行発売された。すぐに完売するほどの人気である。
 日本を代表する有名文具メーカーとのコラボ商品を展開している「へそ文-HESOBUN-」シリーズの一品。今回は液状糊のブランドとの合作を実現させたものである。
 滑らかな塗り心地に加え、速乾性と接着力に優れた商品として知られる液状糊の王様「アラビックヤマト」に瓜二つに似せて売り出された。発売元はヘソプロダクション。
 商品名もそうだが、容器も本物にこだわり、同じクリアプラケース(七十ミリリットル用)を使用。開口部も同じスポンジ状。中の蜂蜜の色味や質感も酷似だから、見た目はどう見ても液体糊と区別がつかない。
 元来、子どもにはおいしそうな蜂蜜を連想させる糊商品であった。新商品担当者の発想は「小さいころから、ヤマト糊が、蜂蜜に見えて仕方なかった」そうだ。
 もちろん、中身は蜂蜜なので、糊の役目は果たさない。
 酷似を狙ったから当然だか、容器のラベルをよく確かめないと、間違うおそれ大である。蜂蜜を紙に塗ってビックリ、糊をトーストに塗ってビックリが、どちらでも起こり得る類似性を敢えて持たせている。
 注意喚起として「食べられます」「食べられません」と、区別する防止シールを貼るなど、誤食 ・誤使用対策も施されている。
 一般販売も六月から展開されるが、クスッと笑う声がマスクの中で弾けてほしい。
 【糊容器が蜂蜜容器に(後)へ続く】

 

(完)

 

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