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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

ミツバチが家族の家

淀川かもめ

 

 私は児童文学的な仕事をしており、資料を集めるために、頻繁に図書館に行きます。
 主に、動物、昆虫、水生生物なんかの図鑑を眺め、生態を調べたりネタを探ったりするわけですが、何となく手に取ったハチの本をパラパラ~と読んでいると、それがまあ面白い。資料そっちのけで読み更けり、気がつけばハチの本だけで5冊も借りてました。
 
 調べれば調べる程に面白く、どんどん興味が湧いてくる。特にミツバチが好きになり、昆虫なのに毛の生えてフワフワしてる所がなんとも可愛らしい。
 
 ある日、友達の家に遊びに行き、家庭菜園を見せてもらっていると、小さなハチがブンブン飛んでいる。
 何でこんなにミツバチがいるの?と聞くと、お父さんが趣味で養蜂をやってるとの事。え?見たい!と、こちらから言うまでもなく、見に行く?と言ってくれた。思ってもいなかった嬉しい展開に。
 
 家の裏にあるという巣箱を見に行くと、物凄い数のミツバチがいる。図鑑や資料で見るミツバチは可愛いけど、これだけ大量にいると少し気持ち悪い。でも小さいのがモゴモゴ動いてるのを見ていると、物凄く頑張ってる感じがして、何とも言えない不思議な気持ちになった。
 可愛いなあ、気持ち悪いなあ、とブツブツ言いながらながら一時間ぐらい眺めていたけど、まったく飽きない。
 この子達(ミツバチ)はペットというか家族みたいになってるわ~と笑いながら言っている友達が少し羨ましかった。
 
 この日は本当に良い経験をさせてもらった。
 お礼を行って帰ろうとすると、うちで取れたハチミツあるから持って帰り~!と、お土産に自家製のハチミツを持たせてくれた。
 「そこらの適当な花から集めた蜜だから雑味があって口に合わないかも」と言われていたけど、これがまた美味しく、あの子達(ミツバチ)が頑張って集めてくれたんだなと思うと更に美味しかった。
 
 うちでも養蜂やりたいな。
 物凄く思うけど、マンションなので無理なのでした。

 

(完)

 

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