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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

見えないもの

吉本 有里

 

 薄暗い中に、かすかに光が差す。ガガガ、遠くで工事をしているらしい音がする。鳥のさえずりでないところがなんともリアルだと思いつつ、じんわりと目を開けると、かすかな光が一瞬で広がった。
 お日様は私より大分早く起きていたらしい。「おはよう」
 
 朝は、『ねぼけクッキング』と題してシンプルな朝ご飯を作ることにしている。腹が減っては仕事も遊びも出来ぬので、空っぽになった体にエネルギーをチャージするように。
 さぁ、朝の台所でセッションが始まる。楽器は一つもないが、これがまた面白い。
 ガラスの器がカランとなって、サニーレタスとわさび菜とトマトがシャキッシャキッとリズムを刻む。そこに、蜂蜜とお酢とオリーブオイルと塩を混ぜた即席ドレッシングをかけた。
 さて、うちも工事を始めましょう。ハンドミキサーで、バナナとヨーグルト、それから蜂蜜とシナモン少 々をガガガガーっと混ぜると音楽はヒートアップする。甘い香りがとても幸せだ。
 待っていましたとばかりにドラムがチンっとなったかと思ったが、トーストの焼けた音だった。うん、いい焼き色だ。たっぷりの蜂蜜をトローっとかければ完成だ。
 
 甘党なのがばれてしまったが、私の朝ご飯に蜂蜜は欠かせない。
 隠し味は決して見えないが、君がいないと何かが足りない。
 隠し味は決して見えないが、君がいるから強くなれる。
 
 ありがとう、今日も一日頑張るね、太陽色したMy sweet honey!

 

(完)

 

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