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マヌカハニーの効力(追)

渡辺 碧水

 

 以前に、五回にわたって「マヌカハニーの効力(一~四、補)」を書いた。(一)に示した状況がさらに動いたので、追加しておきたい。
 消費者庁は二〇二〇年三月十日、文書「新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品(「ウイルス予防商品」と略)の表示に関する改善要請等及び一般消費者への注意喚起について」を発表したが、同年三月二十七日に「同(第二報)」を追加発表した。
 消費者庁が、前回(同年二月二十五日~三月六日)に引き続き同年三月九日~三月十九日の期間、インターネット広告のウイルス予防商品について緊急監視の追加措置を実施した結果である。
 第二報によると、前回公表された三十事業者による四十六商品の表示は、全てが改善されたが、新たに、同商品を販売している三十四事業者による四十一商品の表示において不当表示の文言等がみつかった。
 「いわゆる健康食品」という商品区分で「表示されていた効果等」として示されたものの中に、前回は蜂蜜商品に関する次の文言が含まれていた。
 一、「マヌカハニーサプリ、新型コロナウイルス対策」
 二、「『天然の抗生物質』と呼ばれる他のハチミツにはない特別なパワーを持っているマヌカハニーで、コロナウイルス対策」
 この二つの文言は改善されたが、新たに次の二つが改善要請に追加されたのである。
 三、「マスクや消毒スプレー売り切れ続出!インフルやコロナウイルスから身を守るにはこれだ!はちみつと大根に含まれるジアスターゼという酵素でウイルス防御」
 四、「コロナウイルスの流行もまだまだ収まりそうもない、マスク入手が困難な今、マヌカハニーの力が、感染症からあなたを守る!」
 これらはマスク不足の深刻な状況に乗じた新たな宣伝文句である。
 消費者庁表示対策課は、引き続き、不当表示に対する継続的な監視を実施し、法に基づく適切な措置を講じていくとしている。
 今回の発表は新聞の社会面トップで掲載された。市中の状況はどうか。マヌカの話ではないが、薬局や診療所などでも強調表示は少なくないという。
 事態が世界的に深刻化する中で、われわれは、あらゆる面で冷静さが求められている。

 

(完)

 

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