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蜂蜜エッセイ応募作品

マヌカハニーの規格の違い

渡辺 碧水

 

 マヌカハニーは、独特の因子(抗菌成分)を持ち、殺菌力の高い特別な蜂蜜だ。
 奇跡の蜂蜜といわれるマヌカハニーの規格を調べていると、数字の奇術を見せられている感がする。
 数字の奇術に思うのは、マヌカハニーには、品質を示す指標の規格(ブランドマーク、格付け、グレード)がいくつもあって、どう違い、どれがどうなのか、戸惑いや混乱や迷いを感じられるから。
 規格の種類は、UMF、MGO、MG、TA、NPA、ULF、AMF、MGS、……、と数が多い。その表示の横に「一〇+」などと、効果の程度を表す数値が付く。
 これらは、大同小異。検査方法や検査機関、考え方の違いによる表現の違い。
 だから、独自性を説明しながら、他との類似(相関)性も解説する。結局、説明を受ける人は知れば知るほど訳がわからなくなる。
 そこで比喩的な説明が登場する。例えば、鈴木養蜂場の比喩はこうである。
 「花子さん」という名の女性がいたとして、彼女のことをある人は「花ちゃん」と呼び、ある人は「ハーちゃん」と呼び、またある人は「ハナッチ」と呼ぶようなものでしょう。
 いわば、「花子さん」には特殊な殺菌能力があることが分かり、ならばどれくらの能力なのか算数的にあるいは国語的に、あるいは理科的、体育的に、異なったジャンルで数値化してみようということになったというところでしょうか?
 笑える説明の方が納得できる。
 この背景に、マヌカの特性について研究が進み、知識体系の充実につれて増加してしまった規格の乱立がある。ところが、関係機関や関係者は、既に各規格がブランド化してしまっているため、規格用語の見直し統一化に消極的だ。
 一九九八年、最初の規格「UMF」が設定された時、強い殺菌力の正体はまだ明確でなかった。そのため、その成分が「マヌカ特有のユニークな要素」という意味で「UMF」と名づけられたという。
 二十年余という短い期間なのに、多数の規格が存在する状態になってしまった。
 消費者にわかりやすい統一規格表示の登場は何時の日になるのだろう。

 

(完)

 

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