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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

魔法のジュース

かめ太郎

 

 「ごほごほ。ごほごほ。」
 その日、私はかぜをひいてしまいました。まだ小さかったので、かぜの猛威にやられてしまい、熱に鼻水にせき ・ ・ ・かぜのオンパレードに。そんな私にお母さんが言いました。
 「よしっ!スペシャルドリンク作ってあげるね。」
 酸っぱいのが苦手だった私はぎょっとしました。なぜならそのスペシャルドリンクはレモン100%でとーっても酸っぱいのです!
 私はこっそり台所の様子を見ることにしました。レモンをぎゅっと、一生懸命しぼるお母さん。そしてコップに注ぐと、最後の仕上げにとろりとしていて、キラキラしたものを加えて混ぜていました。
 「ほら、できたよー!」
 差し出された飲み物は、見た目は普通のレモンジュースでした。なかなか飲まない私にお母さんが言いました。
 「大丈夫。魔法をかけてあるからおいしいよ。」
 その言葉を信じて、ごくっと一口飲むことに。
 「わぁ ・ ・ ・すっごくおいしい!」
 それは、少し酸っぱくて少し甘いレモンジュースだったのです。私はすっかり気に入り、ごくごくと飲み干してしまいました。しまいには「もう1杯!」とおかわりまで。私はどんな魔法をかけたのか聞くと、お母さんはうれしそうに「はちみつを入れたんだよ。」と教えてくれました。そう、あの最後に加えていたのがおいしさの秘密、はちみつだったのです。
 「はちみつはね、はちさんががんばって作ってくれた、とっても元気が出るものなんだよ。」
 はじめて知った私は、こんなにおいしいものを作れるハチってすごいなと感じました。そして、それをハチ達から分けてもらっている事に感謝の気持ちがわいてきました。
 それから数日が経ち、私のかぜはすっかりよくなりました。レモンの酸っぱいパワーとはちみつのはちパワーがタッグを組み、私に元気をくれたのです。
 あれからはちみつレモンは私の大好きな飲み物になりました。そして飲む度に、あのかぜの日の甘酸っぱい思い出を思い出します。

 

(完)

 

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