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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

台南の蜂蜜

さなん

 

 2019年の正月休みに、夫と二人で三泊四日の台湾旅行をした。ガイドなしの自由旅行である。二日目は古都、台南に行った。グーグルマップを頼りに街歩き。あれあれ、道に迷ってしまった。どんどん目的地から遠ざかる。元の場所に戻って再び歩き始めるが、だんだん疲れてきて、観光なんてどうでもいいや、という感じになってきた。
 そんな時、蜂蜜屋の看板を見つける。そこはティールームにもなっていて、蜂蜜入りミルクティーを飲んだ。なにこれ、すっごく美味しい! 棚に蜂蜜の瓶が並んでいた。興味を示すと、女性の店員さんが、試食させてくれた。ライチ、龍眼、百花蜜……。龍眼の蜂蜜が濃厚で、今まで食べたことがない味だった。店には乾燥させた龍眼の実が置いてあり、こちらも試食させてもらった。店員さんが紙に「核」という字を書いて、口からペッと吐き出す仕草をする。なるほど、種は飲み込まずに外に出せってことね。この黒い種が、龍の眼に例えられているとのことだった。
 龍眼蜜、気に入ったので買って帰ることにした。店員さんが紙に「室温」と書いている。冷蔵庫には入れないでということのようだ。蜜が固まってしまうので。この場合、日本では「常温」で保存という。この微妙な違いが面白い。
 この店のおかげで、疲れていた顔が笑顔に変わった。蜂蜜のやさしい甘さと、親切に応対してくれた店員さんに感謝!

 

(完)

 

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