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蜂蜜エッセイ応募作品

昔も、今も。

鈴木マサオ

 

 子どものときの体験です。私の家の食卓には、ハチミツが「元気の素」の役目を果たしていました。母親が焼いてくれる「おやき」にも、搾りたての「ヤギ乳」の中にも、ハチミツが加えられました。「風邪を引かないように、強くなれるように、毎日食べなさい」と言うのが、母親の口ぐせだったと思い出しました。
 冬の季節になると、一升瓶に入ったハチミツが、寒いと固まってしまうので、コタツの脇に置かれて暖をとっていたのです。
あの頃から、住まいも環境も変わって、現在では、古希を迎える年齢になりました。還暦を過ぎた頃から、私は、生活習慣病を気にするように心がけました。塩分は、控えめの食事に。糖分の摂り過ぎにも、十分な注意を怠らないような日常が続いています。
 そして、「健康のために」と、私が始めたのは、ふるさとの子どもの頃を思い出して、ハチミツのある食卓です。おやきに変わって、食パンにハチミツをつけてみました。「うまい」の実感です。レモンやバナナ、キウイなどのフルーツ類でも、テレビの健康番組で、カラダに良い、と話していると、すぐに私も挑戦してみました。そのとき以来、私の習慣は、ハチミツをかけていただくことです。
 あの頃の「元気の素」は、いまでは「健康の維持」に変わりました。時代が流れても、ハチミツの味は、変わりません。「カラダに良い」と言われて育った、私の大きな食の味方です。
塩はなくても、砂糖はなくても、気になりません。ハチミツだけは、手放せない食生活を楽しんでいる今日です。きっと、亡き母親も「私の育て方が良かった」と、喜んでいてくれるだろうと思います。そんな母親と、健康のためのハチミツに、感謝です。
 さて、パソコンを閉じて、ハチミツを入れたミルクティーを、飲もう。

 

(完)

 

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