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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜が運ぶもの

コーヒー猫

 

 私の一番古い蜂蜜の記憶は、たぶん3、4歳くらいの寒い冬の朝です。平日は登園準備で母も私も慌ただしいけれど、その日は日曜日でゆっくりと時間が流れていました。ダイニングはトーストのこんがり焼ける匂いと両親が飲むコーヒーの香りでいっぱいでした。目の前のお皿には母がバターを塗ってくれた焼き立てのトースト。私はそれに蜂蜜をたっぷりかけました。とろりと黄金色に溶け合うバターと蜂蜜。カリッ。ジュワッ。かぶりついたトーストのその美味しいこと。
 
 今でも蜂蜜たっぷりのバタートーストを食べると、この幼い頃の何でもない休日の朝の光景を思い出します。
 
 また、2年前に新婚旅行先のチェコでオーガニックの蜂蜜を偶然見つけ、数種類お土産に買いました。未精製の蜂蜜はミツバチが蜜を集めた季節や花の種類によって味や色が全く異なっており非常に面白かったです。そしてその蜂蜜を食べる度に、チェコの四季やミツバチが蜜を集めるために一生懸命飛び回ったであろう豊かな異国の草原や森の風景を想像して楽しみました。
 
 私にとって蜂蜜は美味しいだけではなく、思い出や情景も運んでくれる素敵な食べ物です。これからもミツバチへの感謝の心を忘れずに大切に味わっていきたいものです。

 

(完)

 

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