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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

もしもミツバチがいなくなったのなら

海老澤 悠希

 

 もしもミツバチがいなくなったのなら。
 かの有名なアルベルト ・アインシュタインは「もしこの地球上からミツバチが消えたなら、人類は4年しか生きられない」と述べたらしい。そして現に、そのミツバチが突然姿を消す現象が世界では起きているのだ。
 私はミツバチがいなくなった世界を思う。まず、トロトロの蜂蜜のかかったほろ甘ヨーグルトは朝の食卓に並ばなくなってしまうだろう。それに、蜂蜜と一緒に漬け込んだ、ホロホロなスペアリブも妻に作って貰えなくなってしまう。あの黄色い熊さんだってきっと何を食べればいいのか分からなくなってしまう。しかし、無くなるのは蜂蜜だけじゃない。ミツバチは花粉媒介者なのだ。多くの作物が受粉出来ずに、数を減らしていってしまうだろう。そうなれば、それを食すものたちにも影響が出てしまう。我 々人間は勿論だが、牛や豚の餌も無くなってしまう。ミツバチが消えるだけで、世界から色 々なものが消えてしまうのだ。
 そしてこれが一番重要なのだが、もしもミツバチが居無くなれば、我が家の幸せが奪われてしまう。お花が大好きな我が子を、小さなお尻をフリフリと振って走り回るこの子を何と例えていいか分からなくなってしまう。「頑張ったら、いつもより蜂蜜いっぱいかけてあげる」ウチの子はその一言でどんなことでも頑張れる。このまま蜂蜜のために頑張り続ければ、女性初の総理大臣だって夢じゃないのだ。なのに、ミツバチがいなくなったら、この子の未来が暗いものになってしまうではないか。
 とは言え、私に出来ることは少ない。だから、子供に教えてあげるのだ。ミツバチの凄さを。そして今日も頑張った娘のヨーグルトに蜂蜜をかけてあげる。ちょっとだけ。なぜって。娘が世界中の蜂蜜を食べ尽くしてはいけないからね。

 

(完)

 

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