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蜂蜜エッセイ応募作品

本物の蜂蜜の買い方(四)

渡辺 碧水

 

 【本物の蜂蜜の買い方(三)から続く】
 (二)で指摘したように、多くの蜂蜜愛好者(消費者、蜂蜜購入者)は、難しさはあるにしても、素人の自分たちが買うときに店頭で、あるいは、買ったものを家で食べるときに、自分で「偽物を見抜く方法」を知りたいと願っている。
 現状は、素人が棚に陳列された蜂蜜を見ただけで、本物か偽物かの見分けは、残念ながら非常に困難だそうだ。それでも、何かコツやヒントとなるような手掛かりがあるはずだ、賢くなりたいと思うのが、愛好者の心情であろう。
 先入見や忌避感は捨てて、生産国や価格に関係なく、本物は本物、偽物は偽物と識別できる知恵を少しでも身に着けたいと思う。
 そこで、専門家が推奨する蜂蜜の見分け方を探し出して整理してみた。たたき台として示し、読者からの修正意見を待ちたい。
 ここでの「偽物」とは「蜂蜜の純度が低く、混ぜ物や加工があること」を意味する。
 まずは、店頭で購入する場面を想定し、中の蜂蜜自体には触れないないで判断する場合(順不同、説明内容は一部重複)。
一、価格の安さを第一にして選ばない…スーパー陳列の安い蜂蜜から選ぼうとするのは危ない。「純粋」と書かれていても、基本的に安物は百パーセント天然ではない可能性がある。製造者が生産コストを考えて不純物(グルコース溶液や小麦粉、ブドウ糖、糖蜜、コーンスターチなど)を混ぜて加工したものが多いといわれている。なるべく蜂蜜専門店か養蜂場直売所で求めるようにする。
二、ラベルで天然純粋蜂蜜を選ぶ…表示に「精製はちみつ」や、「異性化糖」「加糖はちみつ」などの添加物の記載があれば、純粋はちみつではない。
三、原産地名や原料名、採蜜花名をチェックする…蜂蜜の出自を確認し、採蜜花などの特徴を理解する。
四、ラベルで成分表示を読む…必ずラベルの成分表示(原材料)を確認し、果糖ブドウ糖液糖(または、高フルクトース ・コーンシロップ、異性化糖)やブドウ糖(グルコース)などの人工甘味料が含まれないものを選ぶ。(蜂蜜が固まって、見た目が悪くなるのを防ぐためや分量を増やすために混ぜられることがある)
 【本物の蜂蜜の買い方(五)へ続く】

 

(完)

 

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