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蜂蜜エッセイ応募作品

おじいちゃんとはちみつ

有利

 

 はちみつ、というと私はおじいちゃんを連想する。私が乳児だった頃の話である。私のおじいちゃんは好奇心旺盛で、いたずらが大好きだった。乳児にはちみつを食べさせてはいけない、と聞いたおじいちゃんは実際に食べさせてみたらどうなるのか、試してみたくなったらしい。当時乳児の私に、はちみつをなめさせた。その瞬間、おじいちゃんに対し非難囂 々の嵐となった。おじいちゃん本人は、だって気になったもん、と飄 々としていたらしいけれど。そんなわけで実験台にされた私だが、特に問題も無くすくすく育った。
 甘いものが大好きなおじいちゃん。台所からはちみつの瓶を取って、こっそりなめていた。そして内緒だぞ、と私にもおすそ分けしてくれた。こっそり食べたはちみつは美味しかった。
 おじいちゃんが亡くなって、数年がたった今。今でも私ははちみつが好きだ。それなりに稼いで、子供の頃なめたはちみつより、高級なはちみつが買える。でも私は、どんな高級品でも、おじいちゃんとこっそりなめたはちみつが一番美味しいと思う。

 

(完)

 

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