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蜂蜜エッセイ応募作品

人生最後のやりがい

渡辺 碧水

 

 二〇一九年二月二十日、「蜂蜜エッセイ」の第三回公募の締切日に「蜂蜜エッセイは円やか随筆」を投稿し、作品集に加えていただく光栄に浴した。
 約一年後の今も、掲載される喜びと感謝の気持ちは少しも変わらない。今回はそれをより高める励みのチャンスもいただいた。
 ある資料の問い合わせを、二〇一九年九月、担当の方にメールした際だった。即刻の回答の末尾に「ご応募がたいへんに多いため、いずれ渡辺碧水様特設ページを作ろうかと考えております。(笑)」とあった。
 冗談とは承知したが、「特設ページの件、真面目な話、可能ならぜひお願いします」と、即日メールした。
 というのも、このエッセイの懐深い円やか審査と採択が大変気に入り、第四回の一年は、このエッセイに全力投球し、可能なら百編以上掲載を「年願」(念願、目標)に頑張ってみようと思っていたから。事実、一編ごとに充実感が増し、人生最後のやりがいを感じる年を自覚しつつあった。
 奇しくも、人生の機微を書いた「縁は異なもの味なもの」とその続編を投稿した直後だった。そして十月上旬、応募作一覧に「渡辺碧水氏応募作品」のページが設けられ、第四回の既採択分三十数編が一か所に集められた。
 特段のご配慮を素直に喜び、さらに執筆に拍車がかかった。
 「それも束の間」とは、こんなことを言うのだろう。十月中旬に受けた健診で便の潜血反応が判明。約二か月間、胃カメラに始まり、大腸を重点に全身のカメラ、CTなど、あらゆる精密検査を受けた。この間も、蜂蜜エッセイ作品執筆を必死に続けた。入院前に掲載数は約八十編に達した。だが、「年願」にはまだ遠い数。
 そこで、病室にノートパソコンを持ち込み、自覚症状がほとんどないことをいいことに、夢中で下書き蓄積に励んだ。
 腹部に数か所穴を開けて、大腸癌を摘出する手術を受け、新年を病院で迎え、二〇二〇年一月上旬に退院した。順調な回復を追い風に、拙稿を苦笑されているとは思いつつ、懸命に毎日一編を綴り投稿を続けた。二月五日の掲載で、ついに「年願」の百編超に達したことが確認された。
 マヌカハニーや高品質蜂蜜にも支えられながら、「ピンチはチャンス」と自己暗示をかけ続けた結果で、一か月の断筆も「年願」の達成感を高める、神さまの配慮だったと思えば、幸甚と言えよう。
 「蜂蜜エッセイ」の存在に感謝!

 

(完)

 

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