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蜂蜜エッセイ応募作品

はちみつ屋さん

グラナダ裕美子

 

 小さいころは、はちみつは農家から買うものだと思っていた。隣の家もミツバチを飼っていたし、数件離れた農家も温州ミカンの畑中に沢山ミツバチの巣箱を置いていた。温州ミカンの花は小さくて白くて、近寄ってみると結構いいにおいがした。その頃は、田んぼもレンゲソウがピンク色に咲き乱れていて、よく首飾りを作ったものだが、それもおいしいはちみつがとれるんだとか。
 そのご近所さんにはちみつを買いに行くのは、小学校の時から私の役目で、お金をにぎりしめて大きな一瓶を買いに行っていた。
 祖母は、和え物や酢の物など火を通さない料理はハチミツを入れて味付けをするといいんだよと教えてくれた。大きなすり鉢でいりたてのゴマをすって、ハチミチ、醤油をいれて、ほうれん草のゴマ和えをよく作ってくれた。すり鉢の中で、いったゴマをするとパチパチと音をたてていい香りがした。そこにハチミツと醤油が混ざったころに、ぺろっと味見をするのがとても好きだった。お菓子みたいに甘いし、とてもいい風味がした。
 それもあって、今でもはちみつは常備している。今は都会に住んでいるので、近所の農家に買いに行くという訳にはいかないが、おいしそうなはちみつを見つけると買うようにしている。
 祖母の教えの通り、今も和え物や酢の物は必ずはちみつで甘みをつける。そのまま、ペロッとなめることも多いし、トーストにバターを塗って、はちみつをとろ~りとかけて食べるのも大好きである。国産レモンがお店に出回る時期は、レモンの輪切りにはちみつをかけてタッパーに入れて、冷蔵庫に常備している。そのまま食べてもおいしいし、炭酸にいれるとなんともたまらなくおいしい。はちみつは小さいころから私の生活の中に、必ずあるおいしい物で、今もそうである。

 

(完)

 

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