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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

地上の蜂蜜

千茂枝

 

 蜂蜜はとても美味しい食べ物と、誰もが知る。昔の話になるが、母から天然のものは身体にイイよと教えられ、安心して摂取出来たものである。子供の頃、咳やノドの痛み、渇きなどの症状の時は、特に蜂蜜は効果的だと思い、舐める。利用価値は高く、精神面も安定したと言える。少し不調な身体に万能薬とも言える黄金色の蜂蜜は、甘くて優しい味覚でいくらでもオッケーで気分も治る。子供時分の低学年の頃、自宅のキッチンには、瓶詰の蜂蜜がテーブル上に置いてある。学校帰宅後、おやつだけで満腹感を味わえず、少し物足りない場合、おやつの足しにする。ある日の夕方、父が蜂蜜は非常に身体に嬉しいと言っていた。多分、我が家の安定薬だったと思う。ミツバチは他の昆虫に比べて、怖いと思わなかった。花などの植物を助けいるからだ。授粉は重要であり、大きな役割を果たしているとも言える。古代からそう伝えられてもいる。私たちが食べているリンゴやアーモンドもミツバチの力だろうし、感謝しかない。一つのコロニーに女王蜂がいて、一匹の女王蜂の出産のために働きバチが一生懸命仕事をしている。それを知ると、頭が下がる思いである。今後、ミツバチが減少するとどうなるのかと思うと、少し心配で不安になる。世界の経済効果に影響するに違いないが、見守るしかない。美味しい蜂蜜がある限り、私はいつものように生きられる。

 

(完)

 

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