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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

愛のかたまり

シュガー

 

 分蜂を初めて見たのは今から7年前ニュージーランドの農場でだった。
 養蜂係の同僚が、蜂さんたちがそろそろ分蜂する時期だから今日ラッキーだったら見えるかも!と話していた。蜂さんのお引越し。大切な女王蜂を守りながら次の巣に移る。言葉で実際聞いてもそれがどんなものかわからなかった。
 ガーデニングの手伝いをしていたところ分蜂が始まったみたい!蜂さんがたくさんいるけど分蜂中は人を刺しにくるってことは滅多にないけど静かに見ててね!と言われて静かに現場まで向かい蜂さんたちが集まっているのが目に入り込んだ。聞いている時はたくさんの蜂さん=怖いと感じていたが、その美しい蜂さんのボールとでも言おうか塊を見たときに感じたのは愛だった。どこからその想いがきたのかさっぱりわからなかったがとにかく愛に包まれて暖かい気持ちになった。蜂さんたちは木の上の方でボールのように丸くなったまましばらくの時間を過ごしていた。ずーっと見ていても飽きなかった不思議な光景だった。
 日本に帰ってきたある日、分蜂は危険ではありません!静かに見守ってください!というネットの書き込みを見かけた。都会のビルの屋上等で養蜂されている方がいるそうでそこの蜂さんたちが春になると分蜂してそれにクレームがくるそうだ。確かに分蜂について全く知らなかったら見たときに恐怖心が生まれるのかもしれない。
 だから知るということは大切なこと。
 私が感じた暖かい気持ちを共有したい。
 蜂さんがこの世から消えてしまったら人も動物も植物も生きていけない。
 生きとし生けるものがお互いを尊重し合い共存できる世界になってほしいと切に願う。

 

(完)

 

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