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蜂蜜エッセイ応募作品

絶妙のコンビネーション

清水久美子

 

 自然な甘さでトロリと透き通った、蜂蜜レモン。蜂蜜とレモンは絶妙のコンビネーションだ。休日の朝はレモンティを煎れるのがお決まりで、ゆっくりと味わう。熱 々の紅茶にすっぱさのほとばしる一切れをそっと浮かべ、レモンの香りを楽しむ。ふうふう湯気を吹きながらひと口。とかした蜂蜜のやさしい甘さが紅茶を引き立てる。万能な蜂蜜レモンは、冬にはお湯割りで、夏は冷水を注いでレモネードに。一年中、我が家の定番ドリンクとして欠かせない。だから、蜂蜜レモンは手作りして、冷蔵庫に常備している。輪切りにしたレモンと蜂蜜を交互に瓶に入れたら、冷蔵庫で一日おくだけ。強烈に酸っぱいレモンを、ほどよくさわやかな酸味に変え、そのうえ強い殺菌作用で長期間保存ができる。蜂蜜の偉力に想いを致すのはこの時だ。
 実は、好きが嵩じて、レモンを育て始めた。五十センチくらいの苗木を鉢に植え、三年ほどかかっただろうか。育った若木が一メートルを超え、初夏には白い花を次 々にほころばせるようになった。花は微かに、レモンの香りを浮かべる。虫が何より苦手な私なのに、まるまる太った青虫が茎についていても平気になるほど、ずいぶん鍛えられた。待望の実が三個、小豆より少し大きいくらいになった。見つけた時は嬉しくて、小躍りしながら覗いたものだった。
 過去に何度か、豆粒以上にはならずがっかりたが、今年は三個とも、市販のレモンに引けを取らない大きさまで順調に育っている。秋の深まりとともに、濃い緑一色だった皮は徐 々に色あせ、ところどころ薄い黄色になってきた。目の覚めるようなレモンイエローも、間近に迫っている。収穫して自家製蜂蜜レモンを作ろう。蜂蜜はもう手元に準備できている。待ち遠しいことだ。

 

(完)

 

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