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蜂蜜エッセイ応募作品

蜜蜂不足の国家的認識と対策(三)

渡辺 碧水

 

 【蜜蜂不足の国家的認識と対策(二)から続く】
 二〇〇九年六月十五日開催の「第一回ミツバチの不足問題に関する有識者会議」の概要は農水省生産局から公表。十二人の有識者は関係各界から人選されており、概要報告は、各委員の指摘や意見、要望、提案などを集約している。
 一、蜜蜂不足問題の実態
 養蜂家等から、蜜源の減少、蜂病やダニの被害、農薬被害等による飼養環境問題、交尾率低下の指摘、国に対する原因究明の要望。蜜蜂供給業者から、農薬やダニの被害、養蜂場立退きなど飼養環境の悪化、国産蜂蜜値上がりによる蜂群の採蜜用へのシフトの指摘、蜜蜂増殖の動機づけを高める努力の必要性の意見。県から、農薬やダニの被害、農薬散布時期と蜂場マップの交換等、耕種農家と養蜂家との連携の報告。
 二、交配用蜜蜂需給調整システムの検証
 県から、同システムが機能したとの報告、需要期開始前の事前調整が重要との意見、不足地域の情報共有の提案。園芸農家から、国が関わる同システム運用の必要性、園芸産地での早期供給計画の必要性の意見。養蜂団体から、行政や園芸産地に対して、必要な時期と数量の早期把握の要望。
 三、今後の調査研究での検討
 学識経験者から、調査研究開始以前の実態把握の必要性、人工増殖技術の普及、欧米での現象に関する事例調査の必要性の提案。
 四、秋に向けてとるべき対応
 県等から、園芸産地と養蜂家が協力し県内自給に努めた上で県間での需給調整を図ることの重要性、農薬安全使用対策協議会等による事故防止への取り組みの必要性の意見。養蜂家等から、行政が仲立ちし地産地消で調整する需給マッチングの提案、園芸農家が蜜蜂の飼養方法を学ぶ必要性の意見。園芸農家から、各県内で需給体制を整える必要性の意見。学識経験者から、疾病対策同様な蜜蜂の増殖等に関する行政支援の必要性の意見。蜜蜂供給業者から、短期対策として輸入再開の意見。
 五、その他(省略)
 六、今後の対応
 有識者の意見を踏まえ、農水省は、関係者に対し二〇〇九年秋以降の需要期に向けて花粉交配用蜜蜂の確保について注意喚起等を行い、確保と蜜蜂増殖の状況を確認する。これらを踏まえ、秋の需要期開始以前に第二回有識者会議を開催し必要な対応について検討の予定。
 【蜜蜂不足の国家的認識と対策(四)へ続く】

 

(完)

 

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