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蜂蜜エッセイ応募作品

大根はちみつが黄色くなる時

奈良猫

 

 はちみつと言えば、風邪を引いた時の大根はちみつを思う。のどが痛くなった時、大根を千切りにしてはちみつをたらす。しばらくすると大根のエキスとはちみつが混ざり合った自家製咳止めシロップができる。
 小さい頃から風邪を引くのは毎月の恒例行事だった。学校を休んで、明るい部屋の天井を見上げながら過ごす時間は、ちょっとしたご褒美だったのかもしれない。大根はちみつはそのお供と言っていい。ただし、出来上がる頃には元気になってしまっていることも多かったように思う。子どもの回復力なのだろう。
 元気になった私にとって、大根はちみつは、なんだか時代遅れのもののような気がした。大根から出たエキスを大根がまた吸ってしまって、しおれた色の大根。はちみつも吸っているだけあって、今度は黄色い。真っ白だった大根が、黄金色になる時、それはいつもの生活に戻った時なのだ。

 

(完)

 

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