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蜂蜜エッセイ応募作品

旅とハチミツ

ヨシカワ

 

 私にとって、旅の大きな楽しみの一つに、ハチミツとの出会いがある。いくつかの道の駅に立ち寄り、その土地のハチミツを探すのだ。
 旅先の道の駅で出会うハチミツは、都会のデパートで売られている、美しい容器におさめられたそれとは全く違っている。素朴な瓶や包装にもその土地の特色が現れており、力強い味と香りでハチミツそのものの魅力を教えてくれる。
 ハチミツの魅力にとりつかれてから、かれこれ10年ほどの年月が経つのではないだろうか。最初は違いもわからず、使い方も単調だった。虜になったのは、風邪を引いたとき、とてもはっきりと効き目を実感したからだ。それ以来ハチミツは、我が家に欠かせない存在となった。
 先日アメリカを旅した際、行きの機中から体調が優れず、到着して一晩経った頃には完全に風邪ひきの体になっていた。くしゃみ、鼻水は止まらず、喉がいがいがしてどうにも旅を楽しむことが出来ない。どうしても体調を戻したいと思い、ふと思いついたのは、マヌカハニーのことだった。幸いにも、立ち寄った現地のマーケットではオーガニック系のものを多く取り扱っており、何より良かったのは、ひとさじ分のマヌカハニーが、個包装で、日本よりもリーズナブルな価格で売られていたことだった。それからはバッグに忍ばせたそれを度 々口に入れ、3日後にはすっかり元気に旅を楽しめるようになっていた。

 喉が痛いときには、喉に流すような感じでハチミツをひとさじ。口内炎ができれば、寝る前に綿棒でハチミツをたっぷりとぬり、唇が荒れれば唇全体をハチミツでつやつやにする。美味しくて、体にはとても有効で、一石二鳥ではないか。
その甘みが心と体に幸せをもたらしてくれる。

 ハチミツ好きを公言しているおかげで、友人や家族が旅した場所からもハチミツが届くことがある。自分では足を運べなくても、そのハチミツを口にすることでその土地の香りを知ることが出来る。とても素敵なお裾分けだ。

 

(完)

 

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