あい
「ミツバチはおとなしく人を刺すことはない」
そうなんだ!つかまえることできるかな?フワフワのところ、さわってみたい。ハチミツはどこにかくしているんだろう?
蜂はみんな刺すものだと思っていたから、本に書いていたことに衝撃を受け、ミツバチを捕まえようと思い立った20年前の好奇心旺盛な私。
お花が沢山咲いていて、ミツバチも沢山飛んでいる近所のお庭で作戦開始。トンボを捕まえる要領で、花に止まっているミツバチに手を伸ばす。捕まえようとする人なんて、まずいないのだろう。油断しきっているミツバチは、6歳の私でも簡単に捕まえられた……「痛っ!」刺された!本に書いてたことは嘘だったんだ。とっさにミツバチを払って家に駈け戻る。幸い、大事には至らなかった。
少し大きくなってから知った「ミツバチが人を刺す時は危険が迫った時」「ミツバチは刺すと死んでしまう」
あの時のミツバチさん、ごめんなさい。
蜂蜜の甘さと一緒に思い出す、幼い頃のほろ苦い思い出。
(完)
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