みのっち
フレンチトースト。
小学生の高学年の頃くらいに、その存在を知り、なんておしゃれな食べ物!と思っていたら、テレビで作り方を見て、家で作ってみたくなった。
そのレシピでは、確か、卵と牛乳を混ぜたものに食パンを浸し、バターを熱したフライパンで焼く。仕上げに粉砂糖を振りかける、といったものであったが、当時、ダイエットなどを気にするお年頃で、バターはサラダ油に、仕上げの砂糖は体に良いらしい蜂蜜を使ってみよう!と思い立ち、作ってみることにした。
なんて美味しいんだ!感動した私は、何度もフレンチトーストを作り、慣れてきた頃には、アレンジを考えた。
蜂蜜を、火をかけているときに塗って、それを少し焦がしてカラメルっぽくしてみよう。
はじめは、火が強すぎたり、火にかけるのが長くて、焦がしたり、失敗はあったが、試作を重ねると、思惑通り、カラメルみたいに仕上がった。
コツは、蜂蜜を塗る面は片側にして、塗った面を火にかけたら、すぐに火を止めることだ。そして、フライパンに付いた蜂蜜は、余すことなく食パンに馴染ませてから取り出す。そうすると、焦げはほとんどできず、ちょうどよい塩梅のツヤができてとても美味しい。
妹にもあげてみたら好評で、それから、私は思い立つと、このフレンチトーストを作っていた。
最近は、サラダ油をオリーブオイルに替え、仕上げにシナモンパウダーをかけたりして、自己流フレンチトーストを楽しんでいる。
(完)
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