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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜による口内炎ケア(前)

渡辺 碧水

 

 二〇一九年十月中旬、当欄で「蜂蜜で消毒出来る!」というエッセイを読んだ。
 投稿者の方は、口内炎のケアについて自身の体験から蜂蜜の薬効を確信し、「もっと蜂蜜が口の中の消毒に利くという事が世間に知られます様に」と筆を執ったそうだ。
 私も口内炎ができやすいので、お奨めに従い試してみようと思い、情報確認と実施の条件や方法をネットで調べてみた。
 民間療法である「蜂蜜を口内炎の患部に塗る」対処法は、昔からあるので試した経験者は確かに多い。
 試した結果は、人によって、改善した(治った)、少し改善した(痛みが和らいだ)、変わらなかった(効果はなかった)、かえって悪化した(逆効果だった)、といろいろと分かれるようだ。投稿者のように短期間で治った例も少なくない。
 諸研究に基づく医学的立証の現状は「効果がないとはいい切れない」と、歯切れが悪い。「炎症の治りを早くする作用があるので患部に塗ると良い」から「蜂蜜を患部に塗るのはやってはいけない」まで見解が分かれる。
 厚生労働省の「日本薬局方」には蜂蜜が口内炎に効くとの記載があるが、慎重に言えば「口内炎への蜂蜜効果がはっきりと認められているわけではない」となろう。
 そもそも、蜂蜜が口内炎に有効とされる主な理由は、蜂蜜の持つ抗菌作用。口内炎の原因となっている口内の細菌の働きを抑制し、症状を和げる。蜂蜜は水分の含有量が少ないため、雑菌が繁殖し活動するのに必要な水分を確保させない。吸湿作用を持つ糖の含有量が多いため、他の物質と触れると浸透圧の関係で水を吸い出し、雑菌を殺す。
 また、蜂蜜には口内炎治療に有効なビタミンB群などが豊富に含まれていることも、効くといわれる要因の一つとなっている。
 さらに、蜂蜜は粘度が高い。傷口をふさぐことで、絆創膏のような役目を果たし、細菌の侵入防止や傷口の保護になり、治りを早める側面もある。
 これらから、個人的には「蜂蜜を患部に塗ることによって、口内炎の症状が抑えられ、痛みが和らぎ、治りも早くなる」と理解し信じたい。
 【蜂蜜による口内炎ケア(後)へ続く】

 

(完)

 

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