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蜂蜜エッセイ応募作品

マヌカハニーと私の夢

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 娘夫婦から新婚旅行のハワイ土産にマヌカハニーをもらったのが、私とマヌカハニーとの出会いである。それまでマヌカハニーというハチミツの存在を知らなかった。
 すこしくせのある味に初めは慣れなかったが、すぐに慣れて大変気に入った。毎朝、食パンにバターを塗り、貴重なマヌカハニーをできるだけ薄く延ばして食べる。食後に小さじに少しとり、直に味わう。最高に美味い!この味の虜になってしまった。
 「マヌカハニー」と娘の「ハワイハネムーン」が私の頭の中にはこの二つが溶融して記憶されている。いずれか一方があれば、必ずもう一方を思い出す。ベルが鳴ると唾液の出るパブロフの犬の如く、条件反射する。マヌカハニーの独特の味と香りがこの二つのものを固く結びつけている。あの密の味と香りが忘れられないが、高価なのでそれ以来食べていない。
 それから2年経つ。娘夫婦はまだ子宝に恵まれていない。私にとっては、初孫の期待できる唯一の望みである。今最も欲しいのは、この初孫である。そしてその初孫がやがて成人となり結婚する。そしてハワイに新婚旅行に行き、マヌカハニーをお土産に買って来てくれる夢と希望を抱いている。今から25年後には、私は90歳である。30年待って再びあのハワイのマヌカハニーに出会うのだ。どのような味と香りがするのであろうか。誠に持って楽しみなことである。
 マヌカハニーにかける私の夢と希望は、初孫のハネムーンとセットになることであろう。そう、マヌカハニーは、私にとって、夢と希望を運んでくれる幸福のハチミツなのである。
 マヌカハニーと娘夫婦のハネムーン、そして孫夫婦のハネムーンへと条件反射で繋がっていく。過去と明るい未来をつないでくれるマヌカハニー。できるだけ早く再び味わいたいものだ。人生100年時代、90歳までは長いが、夢と希望も長続きするというもの。これもマヌカハニーが私に掛けてくれたハワイの魔法の密の味だ。ありがとうと感謝の気持ちで一杯になる。
 最後に一言書いて、ペンを置く。
 「マヌカハニーさん、私に夢と希望を運んできてくれて、本当にありがとう!」

 

(完)

 

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