ビーバー
我が家では、カレーの日の食卓に決まってはちみつを置いている。小さな娘たちがまず一口食べて、「からい」と決まってさけぶ。七歳の長女がはちみつをかけて、もう一口。
「うーん、まだからいや」
すると、四歳の次女も、「はちみつ、もっと、もっと」とはちみつコールする。結局食べてはかけて、食べては甘いはちみつをかけながら、顔をとろーんとさせて頬張っている。それも、二人で交互にはちみつのボトルをにぎって、絵を書いたり、自分の名前を綴って喜びながら。もちろんおかわりも忘れない。そして、次の日の朝も、とろとろのカレーだ。
鍋一杯分のカレーを食べ終わるころには、黄金色のはちみつがかなり減っている。そろそろ買い足さなくっちゃと、その都度思う。
カレーが大好きな娘たち。どうせ食べるなら子どもに合わせず、スパイスの効いた辛いカレーが食べたい私たち夫婦。そんな二つの狭間を埋めてくれるヘルシーなはちみつに感謝しながら、今年の夏ももりもり食べて乗り切るぞ。
(完)
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