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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

ミツバチとお友達になろうプロジェクト

泰平楽

 

 子育てをしている時のことです。住まいのある都市郊外で養蜂を試みてみようと思いました。胸の内には、周囲にいるたくさんの団塊世代の子供たちにミツバチを通して自然の有り難さを感じて欲しいのと、都市に暮らす人たちとのつながりを濃いものにしてゆきたい思いがありました。
 幸い私が住まうこの郊外には桜やニセアカシアの大きな並木があり、各家の庭にも花壇が備わっているなど蜜源は豊富でした。まず場所をマンションの屋上に確保してからチラシをつくり、ミツバチは攻撃を受けなければ決して人を刺すものではないことを周知しました。名づけて「ミツバチとお友達になろうプロジェクト」でした。
 ミツバチは箱ごとに一匹の女王バチと働きバチ、オスバチからなる群れで暮らし、春から夏にかけてが養蜂の最盛期でした。けれど蜜を集める期間はほんの十日間ほどです。その間四、五回ほど採蜜を行います。
 子供たちには防護ネットを頭からかぶって顔を守ってもらうようにして、蜜を瓶に詰めるところまで体験してもらいました。さらに開いた花にとまってミツバチが蜜を採集する時に雄しべに花粉をつけることによって植物たちが生命を繋いでゆくことを学習してもらいました。
 そのうちにお好み焼きやカフェで使ってもらえるようになるなど都市の店ともご縁が出来てき、「今年はどう」などと声もかけてもらえるようになりました。加えて蜜の味はいかに?というだけでなく、箱ごとの群れの性格は?などと次第に興味が広がりました。
 対象にしていた子供たちが成長し、勤め始める頃プロジェクトを止めることにしましたが、ミツバチとの体験やプロジェクトを通して学んだ知識を仕事や暮らしの中で生かして行ってもらえれば、と思っているところです。

 

(完)

 

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